高島屋での買い物をきっかけにタカシマヤセゾンカードを作成しました。
タカシマヤセゾンカードは年会費無料で、高島屋のポイントがたくさん貯まります。
今回は、実際の体験談を中心にタカシマヤセゾンカードのメリット・デメリットを考察。
ポイント還元率や年会費、審査難易度まで分かりやすく説明しているので、参考にして下さいね。
1.高島屋で大きな買い物をするので、タカシマヤセゾンカードを作りました
1-1.いきなり10%引きと言われて即決で作成
最近、「高島屋で大きな買い物」がありました。決済額はおよそ10万円。
今、タカシマヤカードを作成すれば10%オフになりますが・・と言われて「作ります!」と即決。年会費無料のタカシマヤセゾンカードを選びました。
10万円から10%オフなので1万円も割引。激アツです。
高島屋の優待(10%OFF)
1-2.手続きは高島屋の中、1週間後にカードが届く
商品決済後、高島屋内のカード作成カウンターにて、タカシマヤセゾンカードの手続きを行いました。
手続きの時間はおよそ20分(長かった・・)。
一般的なクレジットカード作成と同様に、名前・住所から勤務先情報まで細かく入力していきます。入力はiPadだったので楽だったのが救い。
手続き終了後、本カード作成まで使える仮カードを貰いました。
本カードができるまで、この仮カードでもポイントが付きます。タカシマヤセゾンカードは、即日発行ではありませんでしたが、1週間位で届くとのこと。
事実、ちょうど1週間で自宅に到着しました。
到着したタカシマヤセゾンカード
1-3.審査難易度はかなり低かった
審査難易度はゆるゆるとまでは言いませんが、かなり低めだと思います。
何を隠そう、私の現職業はフリーランス。会社勤めではないため信用が低く、結構な確率でクレジットカード審査に落ちます。
しかし、タカシマヤセゾンカードは余裕で審査に通りました。
私の属性
- 家族:なし
- 職業:フリーランス
- 年収:360万円
- 年齢:32歳
- 自宅:賃貸
あまり褒められたものではありませんが、このスペックでも問題なかったです。 ちなみに、キャッシング枠は申し込みませんでした(しつこく勧められましたが)。
もし、キャッシング枠を申し込んでいたら、もう少し審査難易度が上がっていたのかもしれません。
在籍確認や収入証明はなかった
1-4.年会費は一切かからない
タカシマヤセゾンカードは2年目以降も含めて、年会費は一切かかりません。
初年度のみ無料で2年目から条件付き無料・・みたいな制度もないので安心です。あとで詳しく説明しますが、他のタカシマカードは年会費があります。
締日は10日で翌月4日払い
タカシマヤセゾンカードの締日は10日で支払いは翌月4日です。他のセゾン系カードと同じですね。
個人的には、一般的な月末締め翌27日払いが使いやすいので、この点はマイナスポイントでした。
1-5.無料でアメックスカードを作れたのは大きい
タカシマヤセゾンカードで作成できるカードブランドは、
- VISA
- Master Card
- JCB
- American Express
の4種類です。この中で特に目を引くのがアメックス(American Express)でしょう。
他のカードブランドよりワンランク上のイメージがあるアメックス。事実、年会費無料で作成できるアメックスカードは多くありません。
そんな希少なアメックスブランドを、タカシマヤセゾンカードならタダで手に入れることができるのです。
アメックス特典も、もちろん利用可能
年会費無料だからといって、アメックス特典が使えないなんてことはありません。
利用できるのは以下の2つです。
- アメリカン・エキスプレス・トラベル・サービス・オフィス
- アメリカン・エキスプレス・コネクト
アメリカン・エキスプレス・トラベル・サービス・オフィスはその名の通り、旅行に関するサービスです。
海外現地でトラブルが起きたとき、電話で対応してくれます。また、ホテル(優待あり)や航空券の手配まで行ってくれる手厚さです。
「アメリカン・エキスプレス・コネクト」は、アメックスの優待情報をまとめてくれているサイトです。
リアルタイムで利用できるお得な特典を調べることができる便利ツールとなっています。
1-6.本家タカシマヤカードとの違い
タカシマヤカードには、今回作成したセゾンカードとは別に、全3種類があります(タカシマヤプラチナデビットカードは除外)。
それぞれの違いは、以下の通りです。
タカシマヤカード ゴールド |
タカシマヤカード | タカシマヤ セゾンカード |
|
---|---|---|---|
年会費 | 10000円 | 初年度:無料 2年目以降:2000円 |
無料 |
高島屋ポイント | 8% | 8% | 2% |
一般ポイント | 1% | 1% | 1% |
海外旅行損害保険 | あり (1億円まで) |
あり (2000万円まで) |
なし |
カードブランドは3枚とも、VISA・Master Card・JCB・American Expressの4種類。大きな違いは、年会費と高島屋で獲得できるポイント料率でしょう。
まず、年会費はタカシマヤセゾンカードが完全無料なのに対して、他の2枚は有料。タカシマヤカードゴールドは、ゴールドカードらしく10000円もかかります。
ただし、高島屋ポイントでは他の2枚がタカシマヤセゾンカードを大きく引き離す8%に。 ゴールドなら、年間100万円以上の利用で10%までポイント還元率が上がります。
高島屋でどれだけ買い物するかで、どれを選ぶか決めるといいでしょう。
2.タカシマヤセゾンカードのポイント還元率とは?
2-1.高島屋の買い物は2~5%のポイント還元率
タカシマヤセゾンカードを作成するなら、高島屋の買い物でポイントをGetしなければ意味がありません。
8%も貯まる本家タカシマヤカードに比べてタカシマヤセゾンカードのポイント還元率は低いのですが、買物金額に応じて最大5%まで引き上げることができます。
買物金額 | ポイント付与 |
---|---|
20万円未満 | 2% |
20~30万円 | 3% |
30~50万円 | 4% |
50万円以上 | 5% |
加入月より1年ごとの更新
ポイントの積立期間(有効期限)は入会翌月から1年間(ポイント交換期間は+4ヶ月延長)。商品券やギフト券はポイント対象外となります。
年間50万円以上の買い物なら、ひと月4万円ほどの計算に。
ただし、高島屋はご存知の通り百貨店です。ブランド品など大きな買い物を数回行うだけで、一気に買物金額が増える可能性があります。
2-2.通常の買い物は1%
高島屋の買物以外は、1%のポイント付与となります(税込みで計算)。1%のポイント還元は悪い数字ではありません。
ただ、特定カードへの優遇が多いネット通販などでも、一律1%にされてしまうのはちょっと勿体ない気もします。
2-3.貯めたポイントは、2000ポイントから商品券(お買物券)に交換できる
タカシマヤセゾンカードで貯めたポイントは、高島屋にて商品券(お買物券)に交換できます。1ポイント=1円換算なので、2000ポイントなら2000円分のお買物券ですね。
注意点として2000ポイント以下は交換不可。さらに、1年間の積立期間をすぎれば、2000ポイント未満は無効となります。
高島屋のお買物券以外だとマイルに交換できる
2-4.その他、高島屋ポイント以外のメリットまとめ
その他、タカシマヤセゾンカードには以下のメリットがあります。
- ETCカードの無料発行
- 高島屋「ポイントアップ特別優待会」の期間はポイント2%
- 高島屋の文化・美術展などが50%OFFの特別価格
- 特定加盟店でポイント2%
- 西友・リヴィンにて5%OFF
- 公演チケットの先行予約&優先割引
やはり、高島屋と高島屋の関連会社に関する特典が多いですね。
公演チケットや高島屋開催の展示で優遇があるので、イベントが好きな方も利用できる場面が多いと思います。
3.実際に作成して分かった、タカシマヤセゾンカードの微妙なところ
タカシマヤカードセゾンカードを実際作成してみて、以下のデメリットが見てきました。
- ポイントの使いみちが限られる
- 海外旅行損害保険&家族カードなし
特に厳しいのが、ポイントの使いみちが限られること。マイルを除いて、ポイントの交換先が高島屋のお買物券に限られるのは、微妙ですね。
当然、高島屋お買物券は、高島屋内でしか使えません。これは不便です。
ちょっとした日用品を買うならドラッグストアやコンビニですし、アマゾンや楽天で割引を受けたい場合も多いでしょう。
さらに、せっかく貯めたポイントが、1年の有効期限で2000ポイント以下が切り捨てられるのはキツイですね・・。
高島屋のヘビーユーザーなら一枚作成しておいて損はありませんが、そんなに高島屋の利用頻度が大きいなら本家タカシマヤカードを使ったほうがポイント還元率は断然大きいです。
タカシマヤセゾンカードの立ち位置は非常に微妙で、ずばっと刺さるユーザーが少ないカードと言えるでしょう。
使い方としては、ポイントの汎用性が高い「楽天カード」などをメインとして、たまに高島屋で買い物するからタカシマヤセゾンカードをサブで置いておく・・といったスタンスがいいかと思います。
4.【まとめ】年会費無料のタカシマヤセゾンカードだが、わざわざ作成する価値は薄い
今回は、タカシマヤセゾンカードについて詳しく解説してきました。高島屋の特別割引狙いで作成したわけですが、その後はさっぱり使っていません。
やはり、高島屋で使用しないとお得でないため、なかなか出番が回ってこないのが現状です。
貯めたポイントも1年経つと消えてしまうので、結局は別のクレジットカードを出しています・・。
とは言え、これはあくまで私の状況。高島屋が好きで、1年に何度も買い物するのなら十分に利用価値のあるカードです。
年会費無料でアメックスブランドも持てるので、サブカードとして検討してみてもいいでしょう。
外部参考:タカシマヤセゾンカード公式