一生懸命文章を書いているのに、なかなかSEOで上位表示できない・・・そうお悩みではありませんか?
狙ったKW(キーワード)で上位表示するためには、様々なSEOポイントを稼がなければなりません。
リンクやドメインオーソリティなどカバーするべき項目は多岐にわたります。しかし、最も基礎となるのがWEBライティングです。
提供すべき情報を正確に伝える技術がWEBライテイングとなります。一生使えるテクニックなので、覚えておいて損はありません。
この記事では、SEOで上位表示できるWEBライティングの手法とテクニックについて詳しく解説していきます。もちろんすべて私の体験ベースです。
SEO向けのライティングを実践したい方に、少しでもお役に立てれば幸いです。ぜひ参考にして下さいね。
1.SEOで上位表示するためのWEBライティングとは?
1-1.どう書くのかではなく何を書くのか
ターゲットKW(キーワード)の上位表示を目的とするなら、ライティングテクニック(書き方)を上達させるより、何を書くべきかを見極めた方が効率的です。
かくいう私もライティングテクニックに関しては詳しくありません。例えば、PASONAの法則を使えば潜在層に響く文章が書けます。
ただし、目的がはっきりしている顕在層にとっては、返って回りくどい表現になることも。WEBライティングでは、ターゲットKWによって書き方が変わります。
一辺倒に、一つのライティングテクニックを当てはめることはできないのです。
話を戻します。大事なことは書き方ではなく何を書くのか見極めることです。
流暢な営業も、中身がスカスカだと聞くに堪えません。成功への鍵は、検索ユーザーを深く理解して、提供すべき情報を見極めることです。
1-2.文章が悪いと絶対に上位表示はできません
とにかく量をこなせ!そう自分に言い聞かせ、これまで1000本以上の記事を書いてきました。
右も左も分からないまま、あれこれとライティング手法を真似てみる。しかし、数をこなしてもヒットする記事はせいぜい2割。いや1割も無かったかもしれません・・。
文章が悪いと、どんなにあがいても上位表示することは不可能。ユーザーに約立たない記事はAIに弾かれて検索結果に露出しません。
私も、ライティングが下手なことで、随分と苦しんできました。文章を書けども書けども無意味な時間だけが過ぎていたのです。
経験を積み重ねた結果、今ではようやく狙ったKWで上位表示させることができるようになってきました。
記事を書き続けて気づいたことがあります。それは、SEOで上位表示するためには、ユーザーの気持ちを把握して、適切な提案をすることが重要。
そして、その適切な情報を正確に伝えるためのライテイングテクニックが必要だということです。
本質はいつだってシンプルです。コンテンツSEOは、もはや手法ではなくスタンダードになりつつあります。
1-3.検索意図の把握で勝負の8割が決まる
検索意図とは検索ユーザーの欲求を把握することです。潜在ニーズと言い換えることもできます。
例えば「SEO ライティング」と検索する人は何を求めているのか。十中八九ライティングで上位表示する方法を知りたいと思っています。
そのため、提供すべきは単なるライティングテクニックではなく本当に上位表示できる本質的な情報です。
検索意図さえ分かれば誰に何を書くべきか分かります。上位表示するための勝負は決まったも同然なのです。
WEBライテイング以前に必須となる「検索意図の把握と記事構成の作り方」については以下の記事にまとめました。 記事構成から学びたい方は、参考にしてみてください。
2.上位表示に必要なライティングテクニック
難しく考えがちなライティングテクニックですが、本質はシンプルです。難解な横文字も覚える必要はありません。
ここでは、記事構成が出来ていることを前提に、ライテイングテクニックについてお伝えしていきます。
2-1.リード文には共感とベネフィットを書く
リード文(書き出し)で大事なポイントは以下の2つです。
リード文のポイント
- ユーザーと共感する
- ベネフィットを見せる
ベネフィットとは、記事を読んで何を得られるのかを示すことです。難しく考える必要はありません。
この2つをカバーできていれば、その他の味付けはあっても無くても大丈夫です。
(1)共感の書き方
ユーザーの共感を得るための簡単な方法は、ユーザーの心の声を文章化することです。
格安SIMに乗り換えたいけど、クレジットカードが無いから申し込みができない・・・
KWは「格安SIM+口座振替」です。クレジットカードを持っていないユーザーに対しての共感文です。
リード文に共感を入れれば、ユーザーの精読率が高まります。その理由は、「今の私と同じ状況だ」と思ってくれるからです。
記事を読むモチベーションが一気に上がります。あなたは◯◯でお悩みではありませんか?といった書き方もおすすめです。
(2)ベネフィットの書き方
ベネフィットは、記事を読んで何を得られるのかをシンプルに書ければOKです。
「想像してください、あなたの未来の世界を・・」といった商品のLPでよく見る、壮大なベネフィットを書く必要はありません。
この記事では口座振替に対応している格安SIMを厳選。詳しい口座振替の利用条件や、各通信事業者の料金プランなどをまとめました。口座振替で格安SIMの通信料金を支払いたい方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
ほぼ、記事の要約に近いですが、これくらい書けていれば合格点です。先に結論をちらみせするイメージで、記事を読めば何を得られるのかをシンプルにまとめます。
比較クエリなら、「自分にピッタリの商品を見つけることができますよ」といった感じですね。凝りすぎる必要はありません。
2-2.本文は主張に対する根拠を明確に書く
リード文を書き終えたら、本文の執筆に入ります。重要なポイントは主張に対する根拠を明確にすることです。
私たちが書くのは、ニュース記事など事実を淡々と伝える文章ではありません。必ず主張が入ります。
主張を行う際に必要となるのが根拠です。例えば、人に何かをおすすめするには根拠となる理由が必要となります。
「私がおすすめしているから、いいに決まってるじゃない」が通用するのは有名人と専門家だけです。
AndroidとiPhoneの比較記事を例に挙げましょう。
AndroidよりiPhoneをおすすめしたい場合、それがなぜなのか根拠を挙げていきます。根拠と言っても科学的なデータを集める必要はありません。
使い心地、操作性、見た目のかっこよさ、友達に自慢できる、初心者に優しい、ゲームアプリが豊富、ユーザーのレビュー・・など根拠として使える項目は様々。
客観性だけでなく自身の体験を織り交ぜるのもありです。理屈っぽくなりますが、メモリは6GBでCPUは最新でカメラの画素数は2000万で・・・と数字を入れるのも根拠として強力です。
主張に対する根拠が明確なら説得力のある文章になります。
2-3.5W1Hを意識すれば具体性が増す
5W1Hは以下の6要素を合わせた意味となります。
5W1H
- いつ(When)
- どこで(Where)
- だれが(Who)
- なにを(What)
- なぜ(Why)
- どのように(How)
の6要素を意味します。5W1Hを意識すれば情報の具体性が上がるため、伝わる文章になります。
ただ、完璧主義になって5W1Hすべての要素を埋める必要はありません。できるだけ情報を具体的にしようと努力すれば必然的に5W1Hが埋まっていきます。
例「大人ニキビを改善するには洗顔が大事です」と主張したい場合
いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのようにを肉付けしていけば、主張が明確になります。
ハウツー系の記事なら、「どのように」を主軸に内容を深めていくといいでしょう。「なぜ」を掘り下げるのも、興味深いコンテンツができそうです。
5W1Hは状況に応じて3要素くらいカバーできていれば、ほぼOKです。ニキビを改善する洗顔方法なら、「どこで」の要素はスルーしてもいいでしょう。
十中八九、洗顔を行うのは自宅なので、掘り下げる必要性は感じません。「だれが」も無視して大丈夫ですね。
もし、5W1Hを無視してふわっとした文章を書き続けると、ユーザーが混乱します。
ニキビの改善には洗顔が有効です・・・以上!
これではユーザーは満足しないでしょう。もっと深い情報が欲しいと他のサイトに移ってしまいます。
ユーザーに再検索させる行動を取らせてはいけません。5W1Hを意識して、具体的で力強い文章を作り上げましょう。
2-4.一次情報が入れば満点
情報を取りに行くときは、できるだけ一次情報に当たります。ネットの情報をまとめるだけの「こたつ記事」でもそこそこの内容は書けますが、1次情報が入れば100点の出来になります。
特に大手企業とバッティングしているKWは、個人ならでは小回りで対応したいところです。
一次情報の例
- 自身の体験
- 国が発表している情報
- アンケート調査
- 専門家に取材
アフィリエイト記事なら、広告主への質問も有効です。私も消費者のフリをして何度質問したことか(笑)。
電話やチャットなら素早く返答が得られます。もちろん、身の上を明かした上での取材も大変効果的です。
一次情報で最も確実なのが自身の体験です。自分で見たこと・聞いたこと・感じたことを素直に書けば、リアルな空気感まで伝わります。
文章が書きやすいのもメリットです。アンケート調査はクラウドワークスやランサーズのアンケートから簡単に集めることが可能です。
ユーザーのレビューを集めると、思いがけない口コミが見つかる場合があります。
国が公表しているレポートも、1次情報に近い
その他、総務省や厚生労働省が発表している公式レポートの引用もおすすめです。
記事の権威付けにもなるため、国の機関で発表しているデータはなるべく記事に取り入れたいところです。
1次情報はすべての記事に対して必要ではありませんが、重要な記事には積極的に活用したいところです。
2-5.ユーザーのリテラシーに合わせた情報を書く
難しい言い方をしてしまいましたが、要はユーザーが初心者か中級者以上かを知っておくということです。
その理由は、リテラシーの高いユーザーか低いユーザーかによって、提供すべきコンテンツのレベル(専門用語を使ってもいいかなど)が変わるからです。
ユーザーのリテラシーは、ターゲットKWによって異なります。打ち込むKWが専門的であればあるほど、上級者です。
例えば、「ライティング+ペルソナ」「ライティング+USP」と調べているユーザー。ペルソナやUSPはマーケティング用語です。
この言葉を知っている時点で初心者向けの情報では満足しません。より専門性の高い情報が求められます。
ダイエットジャンルならチートやBMI値などが当てはまるでしょうか。ユーザーの専門性を見極めたら、専門用語を使う頻度や注釈の有無が決まります。
初心者が読み手なら当然、横文字オンパレードの専門用語は使えません。
3.読まれるWEBライティングの小テクニック
せっかくいい内容でも文章を読んでくれないと意味がありません。ここでは、ユーザーに読まれるライティングテクニックをまとめていきます。
3-1.結論を先に書く
WEBライティングは先に結論を書くのが鉄則です。結論を後回しにすると読んでくれません。
WEBサイトに訪れるユーザーは、本と違ってじっくり読んでくれません。
長文になるのは問題ありませんが、各トピックで先に結論から入る書き方をしましょう。先に箇条書きで結論をまとめ書きするのもおすすめです。
3-2.冗長な表現にしない
回りくどい表現が好きな人はいません。冗長な表現を避けるには無駄な文章を削ることが重要です。適度に体言止めを使うといいです。
「~のような」「~の感じ」といった曖昧な表現を連続するのは避けたいところです。
しっかりリサーチしてから執筆すれば文体に自信が伝わります。その他、体言止めを使うのも文章をスッキリさせる小テクニックです。
3-3.表記ゆれに注意する
表記ゆれとは、同じ単語なのに記事内で表現が変わる(ゆれる)ことを意味します。表記ゆれがあると、せっかくいい文章でもSEOで不利になります。
■表記ゆれの例 ドコモ、docomo、NTTドコモ
同じ単語の繰り返しを避けたくても、表記ゆれしないことの方が優先です。勝手な略称を作らず正規の表現で統一させましょう。
Wordで文書をかけば、表記ゆれを指摘してくれますよ。誤字・脱字も指摘してくれるので、Wordでの執筆はおすすめです。
4.ライティングが終わったら推敲しよう
文章を書き終えたら推敲をします。すぐに推敲せず2~3日空けた方がいいです。早く記事を公開したい場合は、先にアップロードしても構いません。
文章をアップした後に、推敲で微調整を行います。
4-1.推敲はスマホで行う
スマホで文章を読むと、パソコンで推敲するときよりミスを発見しやすくなります。
推敲のチェックポイント
- 分かりにくい表現
- 改行・文字装飾のミス
- 誤字・脱字
です。既に記事をサイトにアップしているなら文章がデザインに溶け込んでいるかも合わせて確認しましょう。
推敲はあまり気合を入れる作業ではないので、通勤途中やちょっとした空き時間で確認するといいですよ。
4-2.(おまけ)棒読みちゃんが結構使える
最も効果的な推敲方法は音読です。しかし、状況によって音読が難しい場合もあるでしょう。そんなときに使えるのが棒読みちゃんです。
ニコニコ動画でよく見かける棒読みちゃんですが、推敲に使えます(笑)
やり方は、棒読みちゃんのソフトを起動して読み上げてほしい文章を登録するだけ。あとは、棒読みで文章の音読が始まるので、じっと耳を傾けるだけです。
この方法なら、単純作業をしながら棒読みちゃんを聞き流すこともできます。棒読みちゃんは無料ソフトなので使ったことが無い方は、一度お試しすることをおすすめします。
5.【まとめ】WEBライティングを見直して、上位表示を目指そう
この記事では、SEOで上位表示できるWEBライティングについて詳しく解説してきました。すべて私の体験ベースです。
一応、このやり方で上位表示できているので、SEOの流れに沿っていると自負しています。
やはりSEOに効く文章を書くには泥臭い根性は欠かせません。リサーチでほぼ勝負が決まるので、どれだけ妥協せずに調べられるかが大切です。
また、検索意図の把握も非常に重要です。検索意図がずれていたら、どんなにいい内容でも上位表示できませんので・・。
SEOで成功するために、ライティング技術は必須です。この記事を参考に、ぜひライティングで上位表示を狙ってみてくださいね。