Y!mobile(ワイモバイル)を海外で使うには?国際電話や設定方法を解説

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Y!mobile(ワイモバイル)は海外でも利用できるのか、気になりますよね。

結論から言うと、Y!mobileは海外でも問題なく利用可能です。この記事では、国際電話、国際SMS(メールサービス)、データ通信の3項目について、海外で利用する方法を解説していきます。

特にデータ通信は設定が必要なので、しっかりと設定手順を確認して下さいね。高額請求されないための設定方法なども言及していますよ。ぜひ、参考にしてください。

1.Y!mobile(ワイモバイル)で国際電話・国際SMSを使う方法

さっそく、Y!mobileを海外で使う方法について見ていきましょう。まずは海外で、国際電話と国際SMSを利用する方法について解説していきます。

1-1.国際電話(海外通話)の利用方法

Y!mobileは無料で国際電話に対応しています(通話料は別)。公式サイトでは、対応機種としてiPhoneシリーズやAndroid Oneシリーズが明記されていますが、音声通話機能があるスマホならどの機種でも利用可能です。

国際電話を利用する際は、相手の電話番号の頭に+と国番号を付けて発信します。海外から日本に発信する場合は、「+81」を付けて発信しましょう。国際電話の通話料は相手国によって変わります。

主要国の通話料(30秒あたり)

  • アメリカ本土:39円
  • カナダ:49円
  • ハワイ:36円
  • オーストラリア:99円
  • 韓国:99円
  • 中国:99円
  • フィリピン:94円
  • 香港:99円
  • イギリス:119円
  • イタリア:119円
  • ドイツ:119円
  • スペイン:109円
  • ロシア:109円

目安として、国内通話は30秒あたり20円です。国際電話はご覧の通り非常に高額なので、できればLINEの無料通話(海外でも使える)などを利用した方がいいでしょう。なお、Y!mobileの国際電話の通話料はソフトバンクと同じ金額となります。

着信者に利用料金が発生するケース

海外から日本、あるいは日本から海外に発信する場合は、着信者に通話料は発生しません。しかし、海外から海外に通話する際は着信者にも通話料がかかるため注意が必要です。よくあるのが、友人と海外旅行にいって現地でお互いに通話してしまうケースです。

この場合、海外同士で通話することになるため、お互いに通話料が発生します。十分に注意しましょう。

1-2.国際SMSの利用方法

Y!mobileでは海外で国際SMSが利用できます。SMS(ショートメッセージサービス)は、以前なら70文字程度のミニメールでしたが、近年発売された機種なら600文字以上を送信できます。通常のメールサービスとほぼ同じと考えていいでしょう。国際SMSの利用料金ですが、1通100円の定額となります。受信者には利用料金がかかりません。

国際SMSを利用するに当たり申し込みは必要ありません。送信方法は、+と国番号を付けて相手の電話番号を指定。本文を入力して送信すれば国際SMSが届きます。国際SMSは渡航先の現地で調達した携帯電話にも送信可能です。LINEが送れない端末でも、SMSならメッセージを送信できます。

2.Y!mobile(ワイモバイル)で海外でもデータ通信を行う方法

海外でもLINEやSkypeを利用することができます。ただし、データ通信が使える環境でないといけません。ここでは、渡航先のホテルなどで使える無料Wi-Fiの他に、海外でもデータ通信を使う方法について解説していきます。

2-1.Y!mobile端末なら国際ローミングで海外パケットし放題を利用できる

Y!mobileでSIMカードと共に端末をセット契約した方なら、国際ローミング(世界対応ケータイ)のサービスを利用できます。国際ローミングとは、海外で通話やSMSはもちろん、データ通信も行えるサービスのことです。Android One、iPhone、Nexus、AQUOSなどY!mobileオンラインストアで購入できる端末が対象機種となります。

国際ローミングを利用すると、海外でデータ通信ができる海外パケットし放題を利用できます。利用料金は以下の通りです。

海外パケットし放題の利用料金

  • 25MBまで:0~1980円
  • 25MB以上:2980円/日

請求は1日単位。どれだけデータ通信を使っても2980円の定額なので、高額請求される心配がありません。なお、注意点として海外パケットし放題は対象国が決まっています。主要国なら問題ありませんが、マイナーな国へ渡航する場合は、ソフトバンクの公式サイトから海外パケットし放題の対象国一覧を確認しておきましょう。

2-2.国際ローミング・海外パケットし放題の設定方法

国際ローミングでデータ通信を行う場合は、

  • 国際ローミングサービスに申し込み(無料)
  • 海外パケットし放題を設定

の流れで手続きを行います。まずは、国際ローミングを申し込むためにMy Y!mobileにログインして下さい。ログインできたら、「料金プラン/オプションの確認・変更」をタップ。世界対応ケータイのお申込み欄から「変更」をタップして設定しましょう。

国際ローミングの申し込み

国際ローミングの設定を終えると、「現在の契約内容」が「世界対応ケータイ加入済み」と表示されます。

国際ローミングの申し込み2

国際ローミングの申し込みが終わったら、次は海外パケットし放題の設定です。

詳しい設定方法は以下の通りです。

  • iPhoneの設定:「設定」→「モバイルデータ通信」→「通信のオプション」→「データローミング(ONにする)」
  • Androidの設定:「設定」→「モバイルネットワーク」→「データローミング(ONにする)」

以上で、海外パケットし放題の設定は終了です。海外でのデータ通信を切りたくなったら、データローミングをOFFにしましょう。

2-3.1週間以上滞在するなら別の手段でデータ通信を行った方がいい

海外パケットし放題を使うと、1日あたりの利用料金は2980円。1週間毎日利用すると、約21000円かかります。数日利用するなら割高でも許容範囲ですが、1週間以上海外に滞在するなら別の手段でデータ通信を行った方が圧倒的に安上がりです。

海外パケットし放題以外で、データ通信を使うには以下の方法があります。

  • 海外用モバイルWi-Fiルーターをレンタル
  • 国内で海外用プリペイドSIMを購入
  • 現地でプリペイドSIMを購入

上記の方法なら、どの手段でも海外パケットし放題より安いです。海外パケットし放題の対象外となるY!mobileの販売機種以外の方でも利用できます。おすすめは海外用モバイルWi-Fiルーター(ポケットWi-Fi)のレンタルと現地でのプリペイドSIM購入です。

mineoやIIJmioが提供する国内販売の海外用プリペイドSIMは、利用料金が割高なので、他の2つの手段と比べてあまりおすすめはしません。海外用モバイルWi-Fiルーターの利用方法ですがレンタル会社の公式サイトから申し込んだ後、空港でレンタルできます。返却も空港内で行うので便利です。

おすすめのレンタル会社は、グローバルWi-FiとイモトのWi-Fiです。利用料金は渡航先によって変わりますが、近隣国なら1日1000円以下。ヨーロッパやハワイでも1日2000円以下で利用可能です。さらに、利用料金を下げたい上級者は渡航先でプリペイドSIMを購入しましょう。

プリペイドSIMは電話番号が変わってしまうのが難点ですが、圧倒的な低価格で通信速度も速いのがメリットです。渡航先での購入は日本語が通じない可能性があるので、コミュニケーションに自信がある方におすすめの方法です。

2-4.高額請求されないための設定方法

海外に行くとき最も心配なのが高額請求ですよね。最近は高額請求に関するトラブルが減ってはいるものの、数万円あるいは数十万円の請求が来たとの話がまだまだあります。海外で高額請求を防ぐための設定方法は簡単です。iPhone、Androidともに機内モードかデータローミングを設定します。

  • 機内モードを設定する場合:オンにする
  • データローミングを設定する場合:オフにする

どちらもiPhone、Androidともに設定アプリ内からオン/オフ設定できます。どちらか一方の設定で十分ですが、心配な方は両方設定しておくと安心です。なお、機内モードをオンにした場合、データローミングをオフにした場合でもWi-Fi接続は可能です。現地の無料Wi-Fiやレンタルした海外用モバイルWi-Fiルーターでネット接続できますよ。

注意点として、Y!mobileの海外パケットし放題とプリペイドSIMを使う場合は上記の設定は行うとデータ通信ができなくなります。渡航先の状況に応じて、機内モード・データローミングのオン/オフを切り替えて下さいね。

3.まとめ

いかがでしたか?

この記事では、Y!mobile(ワイモバイル)を海外で使う方法について詳しく解説してきました。Y!mobileは海外でも、国際通話、国際SMS、データ通信が利用できます。データ通信に関しては利用料金が割高なので、Y!mobile以外のサービスを利用するのも一つの手でしょう。

いずれにせよ、Y!mobileに契約したら海外で利用できなくなるといった心配は無いので安心してくださいね。

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