利用料は一切かからず、LINEを使っている人なら誰でもすぐに使えます。とにかく手軽に始められるので、スマホ決済サービスの入門にもおすすめです。
本記事ではLINE Payのメリット・デメリットから評判、基本的な使い方まで、LINE Payのサービスを完全網羅しています。
LINE Payがどんなサービスなのかを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
1.LINE Payとは?
LINE Payはメッセージアプリ「LINE」のスマホ決済サービスです。
他のスマホ決済サービスと違い、LINEアプリの機能の1つとして展開されているのが最大の特徴です(現在は専用アプリもリリースされています)。
LINEは日本国内でも絶大な支持を集めており、スマホユーザーのほとんどが利用していると思います。
LINE Payは、LINEさえ利用していれば他のアプリを入れることなくすぐに始められる手軽さが魅力です。
その他、LINE Payの概要や特徴は以下の通りです。
運営会社 | LINE Pay株式会社 |
---|---|
サービス開始 | 2014年12月16日 |
機能 | 決済 割り勘 送金 送金依頼 出金 クーポン |
利用料 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5~2.0% |
決済手段 | LINE Pay残高 |
コンビニ支払い | 対応 |
公共料金支払い | 対応 |
2.使ってわかった!LINE Payのメリット4つ
続いて、LINE Payを実際に使ってみてわかったメリットを見ていきましょう。
- マイカラー制度でポイント還元率がアップする
- LINEユーザー同士で割り勘・送金が使える
- 現金不要でキャッシュレス決済ができる
- LINE Payカードを使えばJCB加盟店での買い物もできる
①マイカラー制度でポイント還元率がアップする
LINE Payは利用すればするほどポイント還元率がアップするのが最大の特徴でありメリットです。
前月にLINE Payを利用した金額に応じて「マイカラー」というランクが決まり、カラーによってポイント還元率が異なります。
各カラーになるための基準と還元率をまとめました。
マイカラー | 前月の利用額 | 還元率 |
---|---|---|
ホワイト | 0~9,999円 | 0.5% |
レッド | 10,000~49,999円 | 0.8% |
ブルー | 50,000~99,999円 | 1.0% |
グリーン | 100,000円以上 | 2.0% |
前月の利用額が100,000円以上だとマイカラーがグリーンになり、常時2.0%のポイントが還元されます。
キャンペーンを除いた通常の還元率がここまで高いスマホ決済は他にありません。
LINE Payは実店舗の他、オンライン決済や請求書による公共料金の支払いにも対応しています。
普段の支払いをなるべくLINE Payで行えば、グリーンカラーも意外と簡単に到達することが可能です。
②LINEユーザー同士で割り勘・送金が使える
LINE Payは割り勘や送金といった個人間の送金サービスも使えます。割り勘は大人数での飲み会やパーティの際に便利です。
現金で割り勘をする時は料金を人数で割って1人1人からお金を集めないといけません。2~3人ならともかく、人数が多くなると計算も集金も面倒です。
LINE Payの割り勘なら一人分の料金を自動で計算してくれますし、集金もアプリ上で完結するので手間がかかりません。
送金は友達にお金を立て替えてもらったときなどに便利です。 銀行口座を知らなくてもLINEの友だちになっていればすぐに送れますし、手数料も無料です。
③現金不要でキャッシュレス決済ができる
LINE Payを使えばスマホだけで料金を支払えます。現金は不要で、いちいち財布を取り出す手間が省けます。
支払いも基本的にはスマホ画面上のQRコードを読み取ってもらうだけなので、とってもスムーズです。
おつりも出ないので、小銭で財布がパンパンに・・・なんてことも起きません。
LINE Payが使えるお店(店舗)とは?請求書払い対応や周辺検索の手順も解説
④LINE Payカードを使えばJCB加盟店での買い物もできる
LINE PayカードはLINE Pay残高を使って支払いができるプリペイドカードです。
クレジットカードの国際ブランドであるJCBを搭載しており、JCB加盟店のコンビニやスーパーで買い物をすることができます。
LINE Payカードがあれば、LINE Pay加盟店とJCB加盟店の両方でお買い物ができる、というわけですね。
これは他のスマホ決済サービスにはない、LINE Payならではのメリットです。
3.ここに注意!LINE Payのデメリット
たくさんのメリットがあるLINE Payですが、以下のようなデメリットもあります。
- 不正利用の補償が10万円まで
- クレジットカードでチャージができない
- すべての機能を使うには本人確認が必要
①不正利用の補償が10万円まで
LINE Payでは万が一不正利用された際に損害を補償する制度を導入しています。ただ、補償額は原則10万円と決められています。
詳しくは後述しますが、LINE Payは本人確認をすることでチャージ上限が1,000,000円まで上がります。
たくさんチャージできるのはメリットでもありますが、10万円以上の残高については不正利用されても原則補償されないため、チャージのし過ぎには注意が必要です。
なお、ライバルでもある「PayPay」は不正利用時の補償に上限がなく、全額を補償してくれます。LINE Payも、PayPayに対抗して補償上限を撤廃してほしいですね。
②クレジットカードでチャージができない
LINE Payは他のスマホ決済と違い、クレジットカードでチャージできません。 銀行口座からチャージするか、コンビニなどで現金でチャージする必要があります。
LINE Payアカウントにクレジットカードを登録することはできます。
しかし、スタンプ購入時などにクレジットカード番号をいちいち入力しなくて済むだけであり、残高をチャージすることはできません。少しややこしいですね。
Visa LINE Payクレジットカードを皮切りに順次対応予定
現在、LINE Payにはクレジットカードでチャージできないのは前述の通りですが、実は将来的にはクレジットカードによるチャージに対応予定です。
LINE PayはVisaブランドのオリジナルクレジットカード「Visa LINE Payクレジットカード」を2020年1月に発行します。
Visa LINE PayクレジットカードをLINE Payアカウントに紐づけるとチャージ不要でLINE Payの支払いが可能です。
当初はVisa LINE Payクレジットカードのみの対応ですが、将来的には他のクレジットカードにも順次対応するでしょう。
そうなればますますLINE Payが便利になりますね。
③すべての機能を使うには本人確認が必要
LINE Payのすべての機能を使うには本人確認をする必要があります。
LINE Payのアカウントには、
- LINE Cashアカウント
- LINE Moneyアカウント
の2種類があります。最初はLINE Cashアカウントが作られ、本人確認をすることでLINE Moneyアカウントにグレードアップします。
LINE Cashアカウントは利用限度額が低く、使える機能にも制限があります。
LINE Cash | LINE Money | |
---|---|---|
チャージ残高上限 | 100,000円 | 1,000,000円 |
1回あたりの利用限度額 | 100,000円 | 1,000,000円 |
1ヶ月あたりの利用限度額 | 100,000円 | なし |
送金・送金依頼 | ✕ | ◯ |
送金された残高の受け取り | ✕ | ◯ |
出金 | ✕ | ◯ |
割り勘 | ✕ | ◯ |
送金、割り勘、出金を使うには本人確認をしてLINE Moneyアカウントにする必要があります。
いちいち本人確認をするのは面倒くさいと思うかもしれませんが、LINE Payをメインの決済サービスとして使う場合は本人確認をしましょう。
本人確認の方法は3つ
LINE Payの本人確認方法は以下の3つです。
本人確認方法
- 銀行口座で本人確認
- スマホでかんたん本人確認
- 郵送で本人確認
どの方法でもいいですが、おすすめは銀行口座を使った本人確認です。手順が簡単ですし、登録した銀行口座から残高をチャージできるようになります。
4.ユーザーの評判・口コミを調査
LINE Payを実際に使うユーザーの口コミを集めてみました。
LINE Payで生きてゆくって曲作ろうかな
— 【公式】LINE Pay (@menhelar_sex) November 27, 2019
LINE Payで携帯料金払ってます笑
— RiON (@RiON_gamexmusic) November 27, 2019
初めてお店で LINE Pay 払いできた〜うれし
— moriyuu (@moriyuu__) November 27, 2019
そんなあなたに
LINE PayかPayPal送金しやすよ— 陽炎 @ ミンティアックス 3000円 販売中 (@pirb) November 27, 2019
LINE Payつよすぎ
— ぬくり (@nukumorigakari) November 27, 2019
初めてLINE Pay使ったけど、PayPayの方が手順が少ないので便利。と私は感じた。
— p-sou.ver3.0 (@p_sou_ver3) November 27, 2019
LINE Payデビューしたお
— NPちゃん❤︎ (@NP_mecchatenshi) November 27, 2019
今日初めてLINE Pay使った、楽だわ。
— まなみ◎ (@ma060x) November 27, 2019
LINEアプリと連携しているだけあって、他のスマホ決済より取っつきやすい印象です。 特に、20~30代はすんなりと導入できているようです。
私も同じことを思いましたが、初決済のときはプチ感動します。やはり口コミでも、煩わしい現金決済から開放されるのは快適との声が上がっていました。
5.LINE Payの使い方とは?
ここからはLINE Payのチャージ方法や支払い方法など、実際の使い方について解説していきます。
5-1.銀行やコンビニなどチャージ方法は豊富にある
LINE Payを使うにはあらかじめ残高をチャージしておく必要があります。チャージ方法は以下の通りです。
チャージ方法
- 銀行口座
- ファミリーマート
- ローソン(LINE Payカードチャージ)
- セブンイレブン(セブン銀行ATM)
クレジットカードによるチャージこそできませんが、チャージ方法は豊富です。
スマホだけでサッとチャージしたい人は銀行口座、近くにセブンイレブンがある人はセブン銀行ATMなど、自分に合ったチャージ方法を選びましょう。
銀行からチャージ
なお、どのチャージ方法でも手数料はかかりません。
【図説】LINE Payのチャージ方法(銀行口座・コンビニなど)を解説
5-2.支払いはバーコードを読み取ってもらうだけ
LINE Payの支払い方法は画面に表示したバーコードを読み取ってもらうだけです。実際の手順は以下の通りです。
- LINEアプリを起動する
- [ウォレット]をタップする
- [コード支払い]をタップする
- スマホの画面に表示されたQRコードを読み取ってもらう
なお、LINE PayはLINEアプリがあれば利用できますが、LINE Pay機能だけを独立させた専用アプリ「LINE Payアプリ」もあります。
LINE Payアプリなら起動するとすぐにバーコードが表示されるので、支払いがよりスムーズです。
【保存版】LINE Payの使い方をガイド!チャージ・決済・送金方法など丸わかり
6.LINE Payは危ない?セキュリティについて考察
スマホ決済を利用する際に気になるのがセキュリティです。実際に競合他社のスマホ決済サービスでは不正利用による被害も発生しています。
では、LINE Payを利用するのは危なくないのでしょうか。結論から言うと、LINE Payは以下のようにセキュリティ対策を徹底しており、危険性は低いです。
セキュリティ対策
- 利用上限を引き上げるには本人確認が必要
- パスワード/生体認証によるロック
- 銀行口座などの情報はすべて暗号化
- 24時間365日のモニタリング体制
実際に、LINE Payではこれまでも大きな不正利用は起きていません。他のスマホ決済サービスと比べても、比較的安心して使えます。
ただし、デメリットでも伝えた通り補償額は原則10万円までです。利用者側でも、なるべく10万円以上はチャージしないといった対策を取りましょう。
7.【まとめ】今すぐLINE Payを使ってみよう
以上、LINE Payのメリット・デメリットや使い方、評判など、LINE Payのサービス全般について解説しました。
LINE PayはLINEアプリさえあれば誰でも気軽に始めることができるスマホ決済サービスです。
コンビニやスーパーの買い物がスマホ1つで簡単に済みますし、割り勘や他のユーザーへの送金といった便利な機能も使えます。
ポイント還元率も最大2.0%と高く、普段の買い物をLINE Payで済ませるようにすれば、とってもお得ですよ。