ここ最近、日本では様々なスマホ決済サービスが登場しています。その中でもとくに人気が高いのがLINE Payです。
LINE Payを使えば普段の買い物がとてもスムーズになりますし、送金や割り勘といった便利な機能もあります。
ただ、LINE Payがお得で便利なのは分かっているけど、肝心の使い方がよく分からないと悩んでいませんか?
今回はLINE Payの初期登録からチャージ・決済方法まで、LINE Payの使い方について徹底解説します。
これからLINE Payを始める、あるいは興味があるけど使い方が分からない、という人はぜひ参考にしてくださいね。
1.はじめに:LINE Payで出来ること
そもそも、LINE Payではどのようなことが出来るのでしょうか?
LINE Payで出来ることをざっくりまとめました。
LINE Payで出来ること
- スマホ1つでコンビニやスーパーの買い物ができる(料金が支払える)
- 銀行口座やコンビニで残高をチャージできる
- LINEの友だちにお金を送金したり、受け取ったりできる
- 割り勘料金をLINE上で支払える
- チャージした料金を現金で出金できる
LINE Payを使えばスマホ1つでコンビニやスーパー、家電量販店などで買い物ができます。いちいちお財布を出したり、小銭を数えたりする手間がなくなりますよ。
使い方もとても簡単。最初に銀行口座やコンビニから残高をチャージしておきます。
あとはスマホ画面に表示したQRコードをレジで読み取ってもらうか、レジに置いてあるQRコードをスマホのカメラで読み取るだけです。
しかも、LINE Payを使えばポイントも貯まります。買い物が楽になってしかもポイントも貯まるわけですから、使わない手はないですね。
2.【LINE Payの使い方①】新規アカウントを作成する
LINE PayはLINEアプリさえあれば誰でも利用できます。ただし、最初に初期登録が必要です。
[note title=”TOPIC”]既にLINE Payアカウントを持っている人は、この章を飛ばして「チャージ方法」「決済方法」にお進み下さい[/note]LINE Payアカウントの新規登録手順は以下の通りです。
LINEアプリを起動し「ウォレット」タブの「LINE Payをはじめる」をタップしましょう。
以上で、LINE Payアカウントが作成されてLINE Payが使えるようになります。
アカウントを作成すると「ウォレット」タブにLINE Payの残高が表示されるようになり、残高部分をタップすることで、LINE Payのページに移行可能です。
3.【LINE Payの使い方②】チャージをする
LINE Payを使うには事前に残高をチャージする必要があります。
LINE Payをチャージする方法は大きく分けて以下の4つです。
チャージ方法
- 銀行口座
- ファミリーマート
- ローソン
- セブンイレブン
それぞれのチャージ方法について解説します。
3-1.銀行口座でチャージ
銀行口座でチャージする場合は銀行口座の登録が必要です。
銀行口座の登録方法は「本人確認の手順(記事内ジャンプ)」にて解説しています
銀行口座登録後、以下の手順でチャージして下さい。
以上で、銀行口座からのチャージは完了です。
3-2.ファミリーマートでチャージ
ファミリーマートでは店舗に設置されているFamiポート端末でチャージします。
最初にLINEアプリからチャージする金額を指定。そのあとにFamiポート端末で手続きをしてレジでチャージする流れです。
このとき、「受付番号」と「予約番号(申込番号)」を控えておいてください。
続いてFamiポートでの操作に移ります。
このあと、最終確認画面になるので、問題がなければ「OK」を押してください。
Famiポートからレシートが印刷されるので、レジに行って料金を支払えばチャージ完了です。
ファミリーマートでチャージする手順は以上です。
3-3.ローソンでチャージ
ローソンではLINE Payカードでチャージするので、事前にLINE Payカードを発行しておきましょう。
LINEアプリではチャージできない
レジで店員さんに「チャージしてください」と伝えてLINE Payカードを渡し、チャージ金額を支払います。これでチャージが完了です。
LINE Payカードの発行方法はこちら(記事内ジャンプ)
3-4.セブンイレブンでチャージ
セブンイレブンではセブン銀行ATMを使ってチャージします。セブン銀行の口座を持っていても口座からチャージはできないので、現金を用意しましょう。
セブン銀行ATMでチャージする場合は、以下の2つの方法があります。
- スマホ
- LINE Payカード
スマホでチャージ
- ATMの画面で「スマートフォンでの取引」を選択する
- LINEを起動し、「ウォレット」→「+ボタン」→「セブン銀行ATM」の順にタップする
- 「次へ」をタップする
- ATMに表示されたQRコードをスマホで読み取る
- スマホ画面に表示された4桁の企業番号をATMに入力し「確認」をタップする
- 現金を投入する
LINE Payカードでチャージ
- セブン銀行ATMにLINE Payカードを入れる
- 「ご入金(チャージ)」をタップする
- あとは画面の指示に従う
4.【LINE Payの使い方③】決済をする
残高がチャージできればLINE Payを使う準備が完了です。さっそく、決済をしてみましょう。
4-1.コード決済の手順(コンビニ支払いなど)
コンビニやスーパーなどの実店舗ではLINE Payのコード決済を使います。 コード決済には大きく分けて2つの種類があります。
コード決済の種類
①コード払い → スマホ画面に表示したQRコードを店員さんに読み取ってもらう
②スキャン払い → お店のレジにあるバーコードをスマホのカメラでスキャンする
どちらの方式を使うかは店舗によって異なります。店員さんの指示に従うか、事前に問い合わせておきましょう。
それぞれの支払い方法の手順は以下の通りです。
コード払いの手順
- 店員さんにLINE Payで支払うことを伝える
- LINE Payトップ画面の「コード決済」をタップ
- 画面のQRコードを店員さんに読み取ってもらう
スキャン払いの手順
- 店員さんにLINE Payで支払うことを伝える
- LINE Payトップ画面の「コード決済」をタップ
- 「スキャン」をタップ
- お店のレジに設置されているQRコードをカメラで読み取る
- 金額を入力する
パスワード設定している場合は、コード決済をタップしたあとに入力が必要
決済履歴はいつでも確認できる
決済履歴を確認したいときは、LINE Payはトップ画面の「決済履歴」をタップ。
支払い方法ごと、指定期間のみといった確認も可能です。
4-2.オンライン決済の手順
一部のネットショップではLINE Payのオンライン決済が可能です。
支払い方法は、まず各ショップの注文画面で「LINE Pay」にします。
すると、LINE PayアプリもしくはWebブラウザ版LINE Payが起動するので、支払い方法(残高・クレジットカード)を選択して支払いましょう。
オンライン決済
4-3.LINE PayカードがあればQUICKPayでも決済できる(Androidのみ)
QUICKPayとはクレジットカードまたはデビットカードを事前登録しておくと、支払いと同時にカード請求が行くポストペイ型の電子マネーです。
LINE PayカードをQUICKPayに登録しておくことで、QUICKPayに対応した店舗で支払いをすることができます。
ただし、QUICKPayにLINE Payカードを登録するには以下の条件を満たす必要があります。
QUICKPay+を利用する条件
- Android端末であること
- 端末がおサイフケータイに対応していること
iOS端末(iPhone)やおサイフケータイ非対応の端末ではQUICKPayにLINE Payカードを登録することはできません。
LINE PayカードをQUICKPay+に登録する手順
- Google Playから「Google Pay」アプリをインストール
- LINE Payのトップから「設定」→「LINE Payカード」→「Google Payに登録」をタップ
- 「Google Payに登録」→「続行」をタップ
- 氏名や住所を入力し「次へ」をタップ
- 「続行」をタップ
Google Payアプリを起動してQUICKPayをタップし、LINE Payカードがメインカードになっていれば準備完了です。
支払いはとても簡単です。レジで店員さんにQUICKPayで支払うことを伝え、リーダーにスマホをかざすだけで支払いが完了します。
LINE Payカードの発行方法はこちら(記事内ジャンプ)
4-4.補足:LINE Payが使えるお店
LINE Payで料金を支払うには、そのお店がLINE Payに対応している必要があります。では、どのようなお店でLINE Payが使えるのでしょうか。
LINE Payが使えるお店の一部をまとめました。
LINE Payが使える主なお店
- コンビニ:ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートなど
- ドラッグストア:ウエルシア、サンドラッグ、スギ薬局など
- 家電量販店:ヤマダ電機、ビックカメラ、エディオンなど
- 飲食店:スターバックス、くら寿司、スシロー、サーティワンアイスクリームなど
上記はLINE Payが使えるお店のほんの一部です。LINE Payは加盟店が多く、幅広いお店で利用できます。
LINE Payが使えるお店の詳細についてはこちらの記事を参考にしてください。
LINE Payが使えるお店(店舗)とは?請求書払い対応や周辺検索の手順も解説
5.【LINE Payの使い方④】送金・出金・割り勘をする
ここからは決済以外のサービスである送金・出金・割り勘の使い方を解説していきます。
送金・出金機能を使うには、事前に「本人確認」が必要
5-1.送金・送金依頼の手順
LINE PayではLINEの友だちに残高を送金したり、逆に残高を送金してもらうように送金依頼を出したりすることができます。
[safe title=”POINT”]送金する側もされる側も手数料はかからない[/safe]送金の手順
送金の手順は以下の通りです。
以上で送金完了です。
送金依頼の手順
続いて送金依頼の手順を見ていきましょう。
任意でメッセージを入力できます。
以上で、送金依頼は完了です。
送金依頼を受けた側にはLINEメッセージが届きます。メッセージをタップすれば詳細が表示、「送金・送付」をタップすれば指定された金額が送金されます。
5-2.出金(現金引き出し)の手順
LINE Payではチャージした残高を出金することができます。間違ってチャージしすぎても安心ですね。
ただし、出金するたびに出金手数料216円がかかるので注意して下さい。出金はセブン銀行ATMか登録した銀行口座からできます。
セブン銀行ATMから出金
- ATMで「スマートフォンでの取引」ボタンを押す
- スマホでLINE Payのトップから
- 「設定」→「出金」の順にタップ
- 「セブン銀行ATM」をタップ
- 「次へ」をタップ
- ATMの画面に表示されているQRコードをスマホでスキャン
- あとはATMの指示に従う
銀行口座へ出金
- LINE Payのトップから「設定」→「出金」の順にタップ
- 出金したい銀行口座をタップ
- 出金する金額を入力して「確認」をタップ
5-3.割り勘の手順
LINE Payでは料金の「割り勘」をすることができます。
現金で割り勘をする場合は料金を人数で割って、みんなからお金を集めてと手間がかかりますよね。
LINE Payの割り勘ならメンバーを登録するだけで1人当たりの料金を自動で算出。支払いもLINEアプリ上で完了するのでとても楽です(現金で払うこともできます)。
割り勘の手順は以下の通りです。
幹事のLINEアプリを起動して、「割り勘」をタップ。「割り勘をリクエスト」の画面で、再度「割り勘」をタップしてください。
QRコードが発行されます。幹事以外のメンバーがQRコードを読み取ると参加確認画面になるので、支払い方法を選択し「割り勘に参加」をタップしてください。
と参加確認画面になるので、支払い方法を選択し「割り勘に参加」をタップしてください。
支払い方法は、コード支払い・QRコード・LINE Payアード・QUICK Pay+から選べます。
以上で、割り勘ができました。
6.任意だけど、LINE Payを便利に使うために知っておいたほうがいいこと
6-1.本人確認ですべての制限が解除される
本人確認は必須ではないのですが、残高の上限が増えたり、送金や出金といった機能が使えたりします。
今後LINE Payをメインで使うつもりなら本人確認しておくことをおすすめします。
[safe title=”POINT”]とりあえず試しにLINE Payを使うだけという人は、いったんスルーしてもOK[/safe]LINE Payの本人確認方法は以下の3つがあります。
本人確認方法(どれか一つ)
- 銀行口座で本人確認
- スマホでかんたん本人確認
- 郵送で本人確認
この中でもおすすめなのが「銀行口座で本人確認」です。
スマホで簡単に手続きができますし、銀行口座からチャージできるようになるのでチャージも楽になります。
LINE Payのパスワードを設定していない場合はここでパスワードを設定します。
以上で銀行口座の登録は終了。同時に本人確認も完了です。
6-2.LINE Payカードを発行すれば、さらに使用範囲が広がる
LINE PayカードはLINE Payの残高分だけ支払いができるプリペイドカードです。 JCBブランド搭載なので、JCBカード対応の実店舗やネットショッピングでカード払いができます
LINE Payカードの発行は任意ですが
- LINE Payが使えないJCBカード加盟店で買い物をしたい
- ローソンでLINE Payをチャージしたい
- 非接触決済のQUICKPayを使いたい
という人はLINE Payカードも発行しておきましょう。
LINE Payのトップ画面から「設定」→「LINE Payカード」の順にタップし、LINE Payカードの申し込み画面に移行してください。
バーチャルカードは申し込んですぐに発行できる仮想カードです。オンラインでの決済やQUICKPayの利用だけであればバーチャルカードで問題ありません。
「バーチャルカードを発行」をタップすると即発行されます。
※バーチャルカードを選ぶ場合は、ここで発行完了
実店舗でクレジットカードのように使いたい人はプラスチックカード(物理カード)を申し込む必要があります。
申し込むプラスチックカードのデザインを選択し「次へ」をタップしてください。
まず、名前を漢字で入力し「次へ」をタップします。
次に、郵便番号を入力してください。
最後に住所を入力し「申込確定」をタップします。
以上で、LINE Payカード(プラステック)の発行は完了です。
LINE Payカード(プラスチック)は、申し込んで1週間ほどで届きます。
カードが到着したらLINE Payトップ画面に「カード受け取り後の利用開始手続きはこちら」と表示されるので、そこから利用開始手続きをします。
これでLINE Payカードを使う準備は完了です。
バーチャルカードを申し込んだ後にプラスチックカードへ切り替えることも可能
7.補足:アカウントタイプとマイカラープログラムについて
7-1.アカウントタイプはLINE CashとLINE Moneyの2種類がある
LINE PayアカウントにはLINE CashアカウントとLINE Moneyアカウントの2種類があります。
アカウントを新規作成した時点ではLINE Cashアカウントですが、本人確認をするとLINE Moneyアカウントになります。
LINE CashとLINE Moneyの違い
LINE Cash | LINE Money | |
---|---|---|
チャージ残高上限 | 100,000円 | 1,000,000円 |
1回あたりの利用限度額 | 100,000円 | 1,000,000円 |
1ヶ月あたりの利用限度額 | 100,000円 | なし |
送金・送金依頼 | ✕ | ◯ |
送金された残高の受け取り | ✕ | ◯ |
出金 | ✕ | ◯ |
割り勘 | ✕ | ◯ |
LINE Moneyアカウントになるとチャージ残高および利用限度額が大きく向上します。また、決済以外に送金・出金・割り勘が使えるようになります。
LINE Cashアカウントと比べると使い勝手が大幅に向上するため、LINE Payをメインで使うなら本人確認をしてLINE Moneyアカウントにするのがおすすめです。
7-2.マイカラーによって還元率は変化する
LINE Payを利用すると利用額に応じてLINE Payボーナスが還元されます。LINE Payボーナスの還元率を決める制度がマイカラーです。
マイカラーはLINE Payを利用した金額に応じて決まります。
各カラーの基準利用額および還元率は以下の通りです。
マイカラー | 利用額 | 還元率 |
---|---|---|
ホワイト | 0~9,999円 | 0.5% |
レッド | 10,000~49,999円 | 0.8% |
ブルー | 50,000~99,999円 | 1.0% |
グリーン | 100,000円以上 | 2.0% |
例えば9月の利用額が30,000円だった場合、10月のマイカラーは「レッド」になり、利用額の0.8%のLINE Payボーナスが還元されます。
LINE Payを使う場合はできる限りLINE Payだけで支払いを行って利用額を増やし、グレードの高いマイカラーを維持するのがおすすめです。
8.【まとめ】便利なLINE Payを使いこなそう
以上、LINE Payの使い方についてまとめました。
LINE Payを使えばコンビニやスーパーの支払いがとっても楽になります。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、使ってみるととっても簡単です。
また、LINE Payは利用額に応じてLINE Payボーナスが還元されます。
LINE Payを使えば使うほど還元率が上がるので、積極的にLINE Payを使って毎日のお買い物をもっとお得にしましょう。