この記事のポイント
- WiMAXは完全な無制限プランが無い(3日で10GBで速度制限)
- 一般ユーザーなら、速度制限は気にしなくてもOK
- どうしても3日で10GBで足りないなら光回線を導入すべき
「WiMAXは速度制限なしで使えないの・・?」
WiMAXはデータ使い放題が売りの1つです。しかし実際には、完全に使い放題ではありません。
ギガ放題プランでも、短期間にデータ通信を使いすぎると速度制限がかかります。そのため、宣伝文には「実質」無制限と書かれていることも・・。
とは言え、速度制限は一時的ですし、制限後の速度もまずまず快適です。速度制限の基準は緩いので、たいていの人は気にする必要はありません。
ただし、一部のヘビーユーザーには使いづらいでしょう。
今回はWiMAXの速度制限の基準や解除されるまでの日数、ヘビーユーザー向けの代替案などを解説していきます。
1.WiMAXはギガ放題でも速度制限される(3日で10GB)
WiMAXは無制限プランのギガ放題でも、3日で10GBを超えれば速度制限がかかります。詳しい条件を見ていきましょう。
3日で10GBを超えると1Mbpsに制限
WiMAXでは直近3日間で10GB以上のデータ通信を利用すると、一時的に速度制限がかかります。ギガ放題プランでも制限あり。
制限後の通信速度はおおむね1Mbpsです。通常のWiMAXの最大通信速度が1.2Gbpsなので、かなり遅く感じますね。
なお、WiMAXは様々なプロバイダがサービス展開していますが、どのプロバイダでも速度制限の条件は同じです。
制限後の速度(1Mbps)はキツイ?
実際には1Mbpsでもそこまで困りません。ブラウジングやSNS、標準画質の動画再生、地図アプリの利用などたいていの用途は1Mbpsでも快適です。
ただし、高画質な動画の再生や大容量ファイルのダウンロード、オンラインゲームのプレイなどは1Mbpsだと厳しいでしょう。
制限される時間帯は18時から2時
WiMAXの速度制限はあくまでも一時的なものなので、翌月までずっと制限される心配はありません。
速度制限される時間帯は、3日で10GBを超えた翌日の18時頃~翌2時頃までです。
例えば8月2日~8月4日までの3日間で10GB以上のデータ通信を消費した場合、8月5日の18時頃~8月6日の2時頃まで速度制限されます。
[safe title=”POINT”]速度制限中でも、日中は通常の速度で利用できる[/safe]速度制限が解除されるのはいつ?
WiMAXの速度制限が解除されるのは、直近3日で10GB以上利用した日の翌々日2時以降です。
シンプルに速度制限がかかってから、翌日に解除されると考えてOKです。
ただし、直近3日間のデータ消費量が再度10GBを超えていた場合は、18時頃~翌2時頃まで速度制限が繰り返しかかるので要注意です。
直近3日間のデータ消費量の合計が10GBを下回ることが、制限解除の条件です。
2.10GBはどれくらいの用途で超える?
WiMAXは直近3日で10GB以上使うと速度制限がかかります。
具体的には、どのようなサービスをどれくらい使えるのか分かりにくいですよね。そこで、代表的なサービス・アプリをどれくらい使うと10GB超えるのかをまとめてみました。
10GBを超える目安
メール | 約200万通 |
---|---|
LINE | 約500万通 |
LINE(音声通話) | 約540時間 |
YouTube(480p) | 約47時間 |
YouTube(720p) | 約13時間 |
YouTube(1080p) | 約7時間 |
Google Map | 約13,000回表示 |
メールやLINE、Google Mapなどは全く気にする必要はありません。画像を多く送信しても、3日で10GBを超えることはまずないでしょう。
注意が必要なのは動画視聴です。標準画質ならほとんど気にする必要はありません。
一方で高画質(720p)なら1日4時間ほど、超高画質(1080p)なら1日2時間ほどで速度制限にかかります。高画質な動画を長時間視聴する場合は注意が必要です。
他にも、以下のような使い方をする人は3日間で10GBを超える可能性があります。
- 家庭用ゲーム機やパソコンでオンラインゲームをプレイする
- 大容量ファイル(パソコン用OSのアップデートファイルなど)をダウンロードする
- テレワークでビデオ通話を長時間利用する
3.速度制限なしでネット回線を使いたいなら光回線しかない
速度制限なしでネット回線を使いたい場合は光回線を選びましょう。
WiMAXはどのプロバイダを選んでも直近3日間の制限があります。また、WiMAX以外のポケットWi-Fiでも、無制限は厳しい状況です。
光回線なら速度制限がなく、オンラインゲームや高画質な動画の再生も思う存分楽しめます。通信速度も速く安定していますよ。
WiMAXと比べて、開通工事が必要&外出先では使えないといったデメリットがありますが、ネット使い放題の快適性には敵いません。
特に、オンラインゲーマーや動画を長時間視聴する人は光回線の方がおすすめです。
4.速度制限に妥協できるなら最安でWiMAXに申し込もう
3日で10GBの速度制限に妥協できるなら、最安値でWiMAXを申し込みましょう。
結論から言えば、もっともおすすめなのはGMOとくとくBB WiMAX2+(以下GMOとくとくBB)です。
- 3年間の実質料金がもっとも安い
- キャッシュバックの条件が緩い
- auスマートバリューmineの対象
WiMAXは、どのプロバイダを使っても通信速度・対応エリアは変わりません(本家のUQ WiMAXと同じ)。そのため、シンプルに料金の安さで選ぶのがベストです。
以下、WiMAXの実質料金(月額料金・初期費用・端末代の合計額にキャンペーンの割引を引いた金額)。を比較してみました。
WiMAXの料金比較
プロバイダ名 | 3年間の実質料金※ | キャンペーン |
---|---|---|
GMOとくとくBB | 136,432円 | キャッシュバック、端末代無料 |
DTI WiMAX | 137,190円 | 月額料金割引、端末代無料 |
Broad WiMAX | 138,363円 | 月額料金割引、端末代無料 |
So-net WiMAX | 153,035円 | 月額料金割引、端末代無料 |
BIGLOBE WiMAX | 154,460円 | キャッシュバック |
UQ WiMAX | 165,440円 | なし |
※端末はW06で3年契約(初月と契約更新月を含む38ヶ月間)した場合
※価格はすべて税抜き
ご覧の通り、最安値はGMOとくとくBBです。
キャッシュバックの受け取り条件は、専用ページから申し込むだけ。端末代金はかかりません。
CHECK!
5.まとめ
WiMAXでは直近3日間で10GB以上のデータ通信を使うと一時的に速度制限されます。データ無制限を謳うギガ放題でも、実際には速度制限があるので要注意です。
ただし制限後の速度は1Mbpsと比較的速く、標準画質の動画視聴くらいならこなせます。
制限されるのも、直近3日間で10GB以上利用した翌日18時頃~翌2時頃だけで、日中は通常の速度で利用が可能です。
そもそも、普通に使うだけなら3日で10GB以上使うことはあまりありません。短期間でのデータ通信の使い過ぎには注意が必要ですが、そこまで敏感になる必要もないでしょう。
どうしても厳しい場合は、光回線の導入を検討してみましょう。