この記事で分かること
- Windows 7からWindows 10にアップグレードする全行程の図説
- 実際にアップグレードした筆者の感想
- データ引継ぎやバックアップに関する疑問点
Windows 7からWindows 10にアップグレードしなきゃマズイとは思っているけど、不安すぎてなかなか実行できない・・そんな悩みを抱えていませんか?
かく言う僕も、5年以上Windows 7を使ってきたので、何か不具合があったらどうしようと心配になり、Windows 10のアップグレードを保留してきました。
しかしながら、Windows 7は2020年1月でついにサポート終了。セキュリティの脆弱性を考えると、アップグレードは必須の状況です。
結論から言うと、Windows 10へのアップグレードに関するあらゆる心配はすべて杞憂でした。
費用はかからず、1時間もあればWindows 7からWindows 10に無料アップグレードが完了します。心配していた不具合も今のところなし。
データもすべて引き継がれています。
この記事では、Windows 7からWindows 10にアップグレードする全手順を図説。また、実際にアップグレードしてみた感想や疑問点もまとめています。
記事を読み込めば、快適にWindows 7からWindows 10を使用できるようになりますよ。
1.【プロダクトキー不要】Windows 7からWindows 10にアップグレードする全手順
さっそく、Windows 7からWindows 10にアップグレードする手順を解説していきます。
すでにWindows 7をインストール済みの方は、プロダクトキーの入力は不要です。さらに費用もかかりません(2020年以降も無料)。
所要時間は50分程度
【6STEP】Windows 7 → 10のアップグレード手順
ダウンロードしたインストールツール(MediaCreationTool.exe)をダブルクリックして開きます。
「適用される通知とライセンス条項」が開くので「同意する」をクリックします。
2つの選択肢が表示されるので「このPCを今すぐアップグレードする」を選びましょう。
※クリーンインストール(データをすべて消去)したい場合は、「別のPCのインストール メディアを作成する」を選択してください
選択後、「Windows 10をダウンロードしています」「更新プログラムをダウンロードしています」の表示が流れるので、しばらく待ちましょう。
再度、「適用される通知とライセンス条項」が開くので「同意する」をクリックして下さい。
「インストール準備完了」の画面が表示されたら「インストール」をクリックしましょう。約40分、インストールが終わるのを待ちます。
※作業中のファイルがある場合は、保存してすべて閉じてください。このあと、PCが数回再起動されます。
※PC(Cドライブ)に十分な容量がない場合はWindows 10をインストールできません。最低10GBは確保してください。
しばらくインストールされるのを待つ
インストールが完了すると、Windows 10が自動で起動されます。
初回起動で「デバイスのプライバシー設定の選択」が表示されたら、とりあえず「同意」を選択しておきましょう(あとで変更できる)。
Windows 10のスタート画面を確認出来たら、すべて終了です。お疲れさまでした。
2.【体験談】実際にアップグレードとして気付いたこと
実際にWindows 10へアップグレードしてみて、結論から言えば今のところ大きな問題なし。Windows 7を離れるのは不安でしたが、もっと早く移行していればと思いました。
動作も軽快で、重くありません。デザインも綺麗です。
ただ、すべてが順調に行ったわけではありません。
Windows 10に移行して戸惑ったこと
- エクセルが開かなかった
- 壁紙が標準に戻った
- フォントに慣れない
- 多少Windowsの宣伝があった
一番焦ったのはエクセルが開かなかったこと。こちらはWindowsの更新プログラムをアップグレードすることで解決しました。
その他は細かなことですが、これから徐々に慣れていくでしょう。アップグレードを躊躇するような大問題ではありません。
3.Windows 7からWindows 10のアップグレードに関するQ&A
Q1.データはすべて引き継がれる?
クリーンインストールを選択しなければ、データはすべて引き継がれます。
実際、保存しているファイルはもちろんクイックアクセス(フォルダ内のショートカット機能)やスタートアップ設定(Windows起動時に任意のアプリを同時立ち上げ)も引き継がれました。
一部、Google日本語入力に互換性がなかったようで、こちらだけ引き継ぎできませんでした。
Google日本語入力の互換性なし
引き継ぎできないアプリは、Windows 10のインストール前に警告を出してくれるので安心です。
そもそもWindows 10に対応していないドライバ、アプリは引き継ぎできない(心配ならメーカーの対応OSをチェック)
Q2.無料でアップグレードできる?
すでにWindows 7をインストールしている方は無料でアップグレードできます。この記事を読んでいる方は、Windows 7だと思いますので費用の心配は不要です。
プロダクトキーも自動で読み込む仕様になっているようで、入力の必要はありません。
Q3.バックアップは必要?
データがすべて引き継がれるので基本は不要ですが、万一に備えてバックアップを取っておくことをお勧めします。
ドライブ全体のバックアップを取りたい場合は、システムイメージを作成しましょう。
コントロールパネル→バックアップの作成→システムイメージの作成
※保存先は外付けHDDかCD-R
全体のバックアップが面倒な場合は、重要ファイルだけクラウド(Goodleドライブやドロップボックス)に移行しておくのも有効です。
4.この記事のまとめ
今回は、Windows 7からWindows 10にアップグレードする手順を解説してきました。
実際のアップグレードは1時間かからず終わります(事前にバックアップしない場合)。Windows 7ユーザーなら費用はかからず、プロダクトキーの入力すら不要です。
使い慣れたWindows 7を離れるのは不安ですが、サポートが終了しているためいつかは移行しなくてはいけません。
まだ移行が済んでいない方は、この記事を参考にアップグレードしてみてくださいね。
おさらい
Windows 7からWindows 10のアップグレードはどうすればいい?
Microsoftの公式サイトで公開しているWindows 10のインストールツールを使用します。Windows 7ユーザーならプロダクトキーの入力は不要です。
Windows 10のアップグレードに費用はかかる?
Windows 7ユーザーなら2020年以降も費用はかかりません。
Windows 10のアップグレード前にバックアップは必要?
データはすべて引き継がれますが(Windows 10に互換性がないアプリを除く)、大事を取ってバックアップしておくことをおすすめします。