NURO光では、ONUを介してインターネットに接続します。
NURO光で提供されるONUは非常に優秀です。無線LAN機能が付いているため自前ルーターは不要ですし、通信速度も十分に速いです。
ただ、5種類あるONUでいくつかハズレがあります。私の場合、戸建てで利用していたこともありますが、無線LANの通信速度が3Mbps以下になったことも・・。
そんな場合でも、NURO光では無料でONUの交換が可能です。
この記事では、実際に3つのONUを使った私が、ONUの特徴や交換方法を詳しく解説していきます。ぜひ、参考にしてくださいね。
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1.NURO光のONUはどれがいい?実際に3つ使った体験談
1-1.NURO光のONUは全部で5種類
まず押さえておきたいのが、ONUの種類。NURO光では、全5種類のONUが用意されています。
ONUの種類
有線LAN ポート |
無線LAN 規格 |
ダウンロード (無線LAN) |
アップロード | |
---|---|---|---|---|
ZXHNF660T | 3口 | 11 a/b/g/n | 最大2Gbps (450Mbps) |
1Gbps |
HG8045j | 11 a/b/g/n | 最大2Gbps (450Mbps) |
||
HG8045D | 11 a/b/g/n | 最大2Gbps (450Mbps) |
||
ZXHNF660A ※最新 |
11 a/b/g/n/ac | 最大2Gbps (1300Mbps) |
||
HG8045Q ※最新 |
11 a/b/g/n/ac | 最大2Gbps (1300Mbps) |
メーカーは、ZTEかファーウェイ製(SIMフリースマホで有名)となります。
NURO光のONUには、すべて無線LAN機能(Wi-Fi接続できる)が付いています。別途ルーターを用意する必要はありません。
【重要ポイント】最新2種類が11acに対応
5種類とも、基本性能はあまり変わりませんが、最新2機種(ZXHNF660A/ HG8045Q)は無線LAN規格が違います。
他の3機種と違い、11 a/b/g/n/acです。業界用語では、11ac(イレブンエーシー)に対応しているといいます。11acでは、Wi-Fi接続時の最大速度が1300Mbpsとなります。
11ac非対応と比べて、およそ3倍の速度です。
1-2.最新式でもHG8045Qはハズレ、ZXHNF660T/ ZXHNF660Aは良かった
さて、ここから体験談です。私は紆余曲折あって3種類のONUを使いました。
はじめに使ったのはZXHNF660T。その後、「ひかりTV」に契約したので、ひかりTV対応のHG8045Qへ。
それから、ひかりTVは解約。HG8045Qを使い続けていましたが、あまりの速度の遅さに耐えられずZXHNF660Aに交換してもらいました。
ZXHNF660T・ZXHNF660A・HG8045Qですが、有線接続では800Mbpsと3つとも満足のいく速度がでました。
有線接続は800Mbps超え
しかし、差が出たのは無線接続。HG8045Qは最新式なのですが、電波の指向性が直線的で狭く、戸建てでNURO光を使う我が家には不便でした。
HG8045Dも使ったことはありませんが、HG8045Qと同じタイプなので厳しいでしょう。
ONUを1階に置いて、2階で無線LAN接続したとき、通信速度がなんと3Mbps以下に(とくに夜の時間帯)。
世界最速どころか、3G回線なみの速度だったので電話してONUをZXHNF660Aに交換しました。
F660のシリーズは、電波の指向性が広く、家の中でまんべんなく速度が出ます。無線LAN接続も、調子が良ければ100Mbps超え。
遅くても45Mbpsくらい出るので、とても満足しています。
無線接続は45Mbpsほど(十分)
体験して分かったONUの優劣
ZXHNF660T | ◯ |
---|---|
HG8045j | 不明 |
HG8045D | ✕ |
ZXHNF660A | ◎ |
HG8045Q | ✕ |
1-3.設定はどのONUも簡単だった(少し力が必要)
ネット回線の接続は初心者にとってハードルが高いです。
ルーターを自分で設定したことがある方はわかると思いますが、パソコン側での設定や、ソフトウェアのインストールなど、何かと面倒な手順があります。
しかし、NURO光のONUは、光ケーブルを繋いで電源を入れるだけでOK。無線LAN機能が付いているのでルーターいらず。
パソコン側の設定も要らないので、ものの数分で作業は終わります。
以下、ONUの設定手順です。
ファイバーカバーを外して、光ケーブルを差し込みます。このとき、取り外しに結構力がいります(非常に硬い)。
以上で完了です。無線LANのランプ(2.4G/5G)が点灯していれば、ネット接続できます(ID・パスワードは機器の裏に書かれている)。
有線LAN接続する場合は、ONU裏のLANポートに差し込んでください(LANケーブルはONUと同梱されている)。
LANケーブルの接続
接続できたら、ONU前面のLANの部分が点灯します。
以上で、ONUの設定&ネット接続はすべて完了です。拍子抜けするくらい簡単ですよ。
1-4.その他、知っておきたいONUの特徴
知識として、NURO光で使用するONUの特徴を押さえておきましょう。様々な機能がありますが、知っておいてほしいのが以下の2点です。
2.4GHz・5GHz帯に対応
どちらが良い悪いではなく、2.4GHz・5GHzの両方に対応しているのがメリットです。2.4GHzは回線混雑に弱い半面、障害物の回り込みに強いです。
5GHzはその逆で、回線混雑に強く、障害物の回り込みに弱いです。
NURO光では、同じONUで両方の電波を飛ばしているので(○○AのSSIDが5GHz)、状況に合わせて最適な方を選択して受信できます。
簡易NAS機能対応
NAS(Network Attached Storage)とは共有化を意味します。外付けHDDやUSBメモリをONUにつなぐと、同じネットワーク内(自宅の中)で、データを共有できます。
USBポートから接続する
HDD内の写真データを、同じONUで繋いでいるスマホで閲覧(無線LAN接続でもOK)などの使い方ができるわけです。
2.NURO光のONUはランダムで届く・・だけど、最新モデルに無料で交換できます
全部で5種類あるNURO光のONU。できれば、最新式で電波の範囲が広いZXHNF660Aに割り当てられたいところ。
ただ、残念ながらどのONUが割り当てられるかは、完全にランダムとなっています。 宅内工事にて、作業員が持ってきたONUをそのまま使用する流れです。もはやガチャガチャですね。
ONUを選べない理由は、初心者に対する配慮もあるかと思います。
ネット回線に詳しくない人に、ONUはどれにしますか?なんて聞いても意味不明でしょう。在庫の偏りを無くす狙いもあるかと思います。
もし、割り当てられたONUに不満がある場合、以下に連絡すれば無料で交換できます。
交換にかかる費用は、一応1万円のルールとなっていますが、事情を話せば無料で交換してくれます。実際、私が無料交換を体験しました。
NURO側も何か不良がある可能性を考え、後のクレームを恐れて無料交換にしているのでしょう。
ちなみに、最新ではないもののZXHNF660Aに割り当てられた場合、個人的には交換の必要はないと思います。十分な速度がでます。
逆に、最新でもHG8045Qの場合は交換が必要になる可能性があります。
このあたりは、通信環境によって変わるので、実速度を計測してみて遅かったら交換を申請しましょう。
3.NURO光のONUは無線LAN(Wi-Fi)機能あり、別途ルーターを準備する必要なし
3-1.ルーターのレンタル料金は一切不要(速度の速さに並ぶNUROの魅力)
先にも述べたとおり、NURO光のONUは無線LAN機能が付いています。そのため、無線を飛ばすルーターを別途用意する必要がありません。
そんなこと別に普通なのでは?と思ってしまいますが、実は光回線サービスの多くは無線LANを使うときにルーターの用意が必要です。
ルーターの市販価格は、安くても1万円以上。レンタルサービスを利用するには、月額500円くらい取られます。
「ソフトバンク光」では、自前ルーターを使うと高速通信ができるIPv6が使えないので、BBユニット(月額467円)+WiFiマルチパック(月額990円)を契約しなければいけません・・。
通信速度の速さばかり強調されるNURO光ですが、実はルーターを用意しなくていいメリットも想像以上に大きいのです。
3-2.もし自前ルーターを使う場合は、ブリッジモードにしよう
ただ、どうしてもこだわりがあって自前ルーターを使いたい人もいるでしょう。
例えば、端末(子機)の位置を把握して電波を飛ばすビームフォーミング機能を使いたい場合や、LANポート・無線LANの同時接続数を増やしたい場合など、より高性能を求めるなら自前ルーターを使うほかありません(一般の人は考えなくてOK)。
もし、自前ルーターを使う場合は、ONUではなくルーター側をブリッジモードに設定しましょう。
NURO光では、ONUの設置が必須です。そのため、ブリッジモードにするのは、必ず自前ルーター側となります(ONUがルーターモードとなる)。
3-3.補足:ONUの速度が遅いときはチャンネルの固定化を試してみよう
もし、お使いのONUの速度が上がらない場合、以下の設定を試してみましょう。
以上で完了です。何をやったかというと、チャンネルの固定化です。
チャンネル「自動」になっていると、空いている電波帯を選ぶ設定なのですが、これを固定化することで接続を安定させます。 ONU交換前に、ぜひ試してみてくださいね。
4.【まとめ】NURO光のONUは選べない・・だけど、不満なら無料で交換できます
この記事では、NURO光のONUについて詳しく解説してきました。NURO光で用意されているONUは全部で5種類。そのうち最新機器は2種類です。
無線LAN機能が付いているため、自前ルーターは用意する必要がありません(余計なレンタル代もかからない)。
ただし、ONUはどれが当たるか選べないのがデメリット。ですが、速度に不満ならあとから無料で交換できますよ。
実行速度は通信環境でも変わります。ONUが届いたら速度測定をしてみて、著しい速度低下がないか確かめてみてくださいね。
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