はじめはドコモ回線しか対応していなかったLINEモバイル。2018年にソフトバンク回線を提供開始。そして2019年からau回線の提供が始まりました。
今回は、LINEモバイルのau回線について徹底解説。ドコモ・ソフトバンク回線との違いや契約の注意点、他社のau回線との比較など行っています。
ぜひ、参考にして下さいね。
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1.ついに3キャリア対応!LINEモバイルがau回線を提供開始(2019年4月~)
1-1.auユーザーはSIMロック解除無しで乗り換え可能に
au回線を利用できる一番の利点はコレ。auユーザーの乗り換えやすさです。
今使っているauスマホでLINEモバイルを使いたい場合、au回線を選べばSIMカードを差し替えるのみで乗り換えできます。
一部SIMロック解除(他社で端末を使えなくするロック設定の解除)が必要なのですが、ほとんどの端末はそのまま乗り換えOK。
詳しくは、「動作確認済端末のページ」にて手持ちのauスマホが使えるかチェックできます(au回線はできたばかりなので、動作検証の数はまだ少ないです)。
動作確認済端末のページ
毎月8000円かかっていたauのスマホ代が、LINEモバイルのSIMに差し替えると2000~3000円程度まで下がりますよ。
au版iPhoneは8以降からSIMロック解除不要で乗り換えできる
auでiPhoneをお使いの方は、iPhone 8以降からSIMロック解除なし(SIM差し替えのみ)で乗り換えできます。
iPhone 6s/7/SEは「SIMロック解除の手続き」が必要なので、ご注意を。
iPhone 6以前(6 Plus含む)はLINEモバイルで利用不可。同じau回線の「UQモバイル」にて利用可能です。
1-2.通信エリアはauと同じ!地下鉄・地方もauエリアなら繋がる
au回線の通信エリアは、本家auとまったく同じです。auの電波が入るエリアなら、地方はもちろん地下鉄でも繋がります。
音声通話回線も同じなので、通話品質もauと変わりません。
通信エリアについて詳しくは、こちらの「auサービスエリア」にて確認して下さい。4G LTEのサービスエリアが、そのままLINEモバイル au回線のサービスエリアとなっています。
1-3.ただし、通信速度はauより遅い(特にお昼)
通信エリアはauと同じなのですが、通信速度は同じ回線でも異なります。その理由は、回線混雑時にauユーザーを優遇するから。
お昼の12時半頃になると、LINEモバイルでは速度低下が起こります(au・ドコモ・ソフトバンク回線ともに)。
この時間帯の通信速度は、だいたい1~3Mbps(ギリギリ動画再生できるくらい)です。その他の時間帯は快適です。
LINEモバイルのドコモ・ソフトバンク回線と比較した場合ですが、ユーザー数の少ないau回線の方が有利です。LINEモバイルの通信速度について詳しくは、「こちらの記事」も参考にして下さい。
1-4.料金プランはドコモ・ソフトバンク回線と変わらず
気になる料金プランですが、ドコモ・ソフトバンク回線と同じです。
LINEモバイルの料金プラン
■LINEフリープラン
データ容量 | 月額料金 | |
---|---|---|
データSIM | 音声通話SIM | |
1GB | 500円 | 1200円 |
※カウントフリー:LINEアプリ
※ドコモ・ソフトバンク回線のデータSIMは+120円でSMS機能ありにできる
■コミュニケーションフリープラン
データ容量 | 月額料金 | |
---|---|---|
データSIM (SMS付き) |
音声通話SIM | |
3GB | 1110円 | 1690円 |
5GB | 1640円 | 2220円 |
7GB | 2300円 | 2880円 |
10GB | 2640円 | 3220円 |
※カウントフリー:LINEアプリ、Twitter、Instagram、Facebook
■MUSIC+プラン
データ容量 | 月額料金 | |
---|---|---|
データSIM (SMS付き) |
音声通話SIM | |
3GB | 1810円 | 2390円 |
5GB | 2140円 | 2720円 |
7GB | 2700円 | 3280円 |
10GB | 2940円 | 3520円 |
※カウントフリー:LINEアプリ、Twitter、Instagram、Facebook、LINE MUSIC
圧倒的に人気なのが、コミュニケーションフリープランです。
LINEアプリ、Twitter、Instagram、Facebookがカウントフリーで使い放題(プラン価格込)。それでいて、月額1690円~(データSIMは1110円)からと破格の安さです。
ちなみに、音声通話SIM(電話番号付きのSIMカード)では、手持ちの電話番号を引き継ぐMNPも対応しています。
その他の基本サービスも同じ
ちなみに、au回線とドコモ・ソフトバンク回線は、以下のサービス内容もすべて同じです。
- 新規事務手数料:3000円
- SIMカード発行手数料:400円
- 最低利用期間(音声通話SIMのみ):12ヶ月
- 解約金(音声通話SIMのみ):9800円
- データチャージ:500MBあたり500円
- 端末保証オプション:月額450円
- 10分かけ放題:月額880円
1-5.LINEフリープランのデータSIMはau回線が少しお得
基本的に、au回線もドコモ・ソフトバンク回線と同じ料金プランではありますが、1点だけLINEフリープランのデータSIMにてau回線がお得です。
その理由は、au回線だけ500円のデータSIMプランにSMS機能が付いているから。
ドコモ・ソフトバンク回線のデータSIMは、SMS機能を付けるなら+120円(月額)が必要です。
しかし、au回線のデータSIMなら追加料金無しでSMS機能を使えます。 ドコモ・ソフトバンク回線と比べて月額120円お得というわけですね。
SMS付きデータSIMの月額料金(LINEフリープラン)
- au回線:月額500円
- ドコモ・ソフトバンク回線:月額620円
1-6.通話オプションの内容は微妙に異なる
基本プランはドコモ・ソフトバンク・au回線とも同じなのですが、通話に関するオプションサービスは微妙に異なります。
詳しくは以下の通り。
通話オプションの月額料金
au回線 | ドコモ回線 | ソフトバンク回線 | |
---|---|---|---|
留守番電話プラス | 300円 | 300円 | 300円 |
割込通話 | 200円 | 200円 | 200円 |
グループ通話 | 200円 | – | 200円 |
通話明細 | 100円 | 100円 | 100円 |
迷惑電話ストップ | 100円 | 無料 | 100円 |
留守番電話 | – | – | 無料 |
転送電話 | 無料 | 無料 | 無料 |
国際電話 | 無料 | 無料 | 無料 |
とくに、どの回線が有利というのはありませんが、強いてあげるなら留守番電話(最大30件まで保存)を無料で使えるソフトバンク回線が一枚上でしょうか。
なお、通話オプションは、不要ならもちろん加入しなくてOKです。
CHECK!
2.注意!LINEモバイルのau回線は、まだサービスが万全ではない
2-1.回線変更・機種変更のサービスはなし
まず、au回線は回線変更の手続きができません。回線変更とは、音声通話SIMに限り3000円の手数料で利用回線を途中変更すること。
現状、回線変更はドコモ回線↔ソフトバンク回線のみ受付可能となっています。
また、LINEモバイルには契約途中に端末を買い換える「機種変更サービス」があるのですが、au回線はまだ対応していません。
なお、端末セット(SIMカード+格安スマホ端末)での新規契約はau回線でも利用可能です。
2-2.即日受け渡し店舗の契約は不可(WEB契約しよう)
LINEモバイルの契約手続きができる店舗は全国に600箇所以上。即日受け渡し対応の店舗も増えてきました。
ですが、残念なことにau回線での店舗契約(即日受け渡し店のみ)は利用不可に。今後の対応予定も分かりません。
店舗契約は即日受け渡しでなければ意味がありません。そのため、au回線を使いたい方は、WEB契約を行いましょう。
LINEモバイルのWEB契約は10分程度で簡単に終わります。詳しくは、以下の記事を参考にして下さい。
2-3.SIMカードサイズの選択はマルチだけ
LINEモバイルで手持ちの端末を使う場合は、SIMカードのみ契約します。
このとき、契約途中でSIMカードサイズを選ぶのですが、au回線はマルチサイズしか選択できません(特にデメリットではありません)。
SIMカードサイズは、標準・nano・microの3種類あります。au回線はマルチサイズで申し込んだあと、SIMカードが手元に届いてから必要なサイズに切り離します。
最初からSIMカードサイズを指定して契約するドコモ・ソフトバンク回線とは微妙に違うので注意して下さい。
2-4.その他、準備中のサービス(LINEのID検索もまだ)
以下のサービスに関しては、au回線は執筆時点で非対応。今後、順次対応していくとのことです。
au回線のみ非対応
- LINEのID検索(年齢認証)
- データプレゼント
- データ残量確認(日次)
2019年度中には対応するとのことなので、気長に待ちましょう。
3.他社のau回線プランと比べてLINEモバイルはどうなの?
3-1.カウントフリーを考慮すれば実質最安値
他の人気格安SIM(au回線)とLINEモバイルを比較してみましょう。
au回線の料金比較
3GB | 5GB | 10GB | |
---|---|---|---|
LINEモバイル | 1690円 | 2220円 | 3220円 |
UQモバイル | 1980円 | – | – |
楽天モバイル | 1600円 | 2150円 | 2960円 |
BIGLOBEモバイル | 1600円 | – | – |
※UQモバイルは5分かけ放題付き(2年目から+1000円)
他社と比べて大きな差はありませんが、LINEモバイルの料金にはLINE・SNS(Twitter・Instagram・Facebook)のカウントフリーが含まれています。
そのため、他社と同じくらいの利用料金でも、実際は他社より+3GB以上は利用できる計算に。とくにInstagramのデータ消費を0にできるのは大きいです。
カウントフリーを考慮すれば、LINEモバイルはau回線の中で最安値クラスと言えるでしょう。
3-2.使い方によっては他のau回線もあり!おすすめ3選
他社のau回線と比べて利用料金の安いLINEモバイル。基本的に一番おすすめなのですが、利用用途によっては別のau回線を使うのもありでしょう。
通信速度重視ならUQモバイル
UQモバイルはLINEモバイルと比べて利用料金は割高です。そのかわり、通信速度の速さはUQモバイルの方が上。お昼の速度低下もありません。
多少高くても、通信速度を重視するならUQモバイルです。
楽天スーパーポイントを貯めたいなら楽天モバイル
楽天モバイルを使うと、楽天市場でのポイント獲得が常に2倍に。 楽天カードの利用など他の条件も合わせれば、最大で6倍までポイント獲得率を増やせます。
当然、LINEモバイルには無いサービスです。熱心な楽天ユーザーの方は楽天モバイルを選ぶといいでしょう(通信速度はやや遅いので注意)。
Youtubeが好きならBIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルではYoutubeを含む動画アプリ見放題のサービスを月額480円のオプション料金で利用できます。
動画見放題は、LINEモバイルだけでなく他の格安SIMにも無いサービスです。SNSより動画が好きの方は、BIGLOBEモバイルを選ぶほうがお得です。
4.【まとめ】auユーザーはLINEモバイルのau回線を使ってみよう
この記事では、LINEモバイルのau回線について詳しく解説してきました。au回線の契約が最もおすすめなのは現auユーザーの方です。
iPhone 8以降なら、SIMカードを差し替えるだけで乗り換え可能。いますぐスマホ代を3分の1程度まで安くできます。
au回線はドコモ・ソフトバンク回線とプラン内容は変わりません。まだ、非対応のサービスはありますが、致命的では無いのであまり気にしなくていいでしょう。
5ヶ月半額
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