この記事のポイント
- 楽天モバイルにMNP転入で申し込むにはMNP予約番号が必要
- 事前準備としてエリア確認とSIMロック解除をしておく
- 契約事務手数料&MNP転出手数料が0円なので、MNP乗り換えの費用はかからない
「楽天モバイルにMNP転入するには、どうすればいいの・・?」
電話番号を維持したまま乗り換えられるMNP転入。楽天モバイル(楽天アンリミット)ではどのように申し込めばいいのか気になりますよね。
MNP転入の手順は、現在契約中の携帯会社からMNP予約番号を取得する必要があります。手持ちの端末を使うならSIMロック解除の必要もあり。
この記事では、楽天モバイルのMNP転入について全行程を分かりやすく解説していきます。また、必要な手数料や日割りの有無なども説明しているのでご参考に。
1.楽天モバイル(UM-LIMT)にMNP転入する手順
楽天モバイルにMNP転入する流れは、以下の通りです。
各工程の詳細を見ていきましょう。
STEP1:サービスエリアを確認する
楽天モバイルは自社の楽天回線がまだ完全に整っていません。順次エリア拡大中ですが、ドコモ・au・ソフトバンクの人口カバー率99%に域に達するまではもう少し時間がかかるでしょう。
そのため、事前にサービスエリアを確認しておくことをおすすめします。例えばこちら、薄いピンク部分は楽天回線非対応です。
サービスエリア
楽天回線エリア外でも楽天モバイルは使用できますが、月5GBまでのパートナー回線エリアでの利用となります。
エリア外でも、とりあえず1年無料なのでお試しする価値あり
仮にエリア外だったとしても、楽天モバイルは1年無料のキャンペーン中。キャンペーンが終わる1年後はエリア内に入っているかもしれません。
なので、エリア外でもお試しで申し込む価値はあります。1年経ってもエリア外のままなら解約してしまいましょう。
ちなみに、解約金は0円です。
STEP2:SIMロック解除を行う(SIMのみ契約)
楽天モバイルで手持ちの端末を使う(SIMのみ契約)場合は、SIMロック解除が必要です。
既にSIMフリー化されている端末を使う、あるいは端末セットで申し込む方はSIMロック解除不要(次の工程まで飛ばして下さい)
SIMロック解除は、オンラインで手続きすれば、手数料はかかりません。詳しい手順は以下の通りです。
My docomo
- My docomoにログイン
- メニューから「サービス一覧」をタップ
- 「SIMロック解除」をタップ
- 「SIMロック解除を行う機種」を選択
- IMEI番号を入力
- 「SIMロック解除解除を申込む」「SIMロック解除の注意事項に同意する」にチェック
- 「手続きを完了する」をタップ
電話
151 (9:00~20:00、年中無休)に電話してSIMロック解除したい旨をオペレーターに伝える
ドコモショップ
本人確認書類とSIMロック解除する端末を持ってスタッフに申し出る
My au(スマホ、パソコン)
- SIMロック解除の手続きページにアクセス
- 「SIMロック解除のお手続き(My au)」をタップ
- My auにログイン
- SIMロック解除可否を確認してチェック
- 「次へ」をタップ
- 「この内容で申し込む」をタップ
auショップ
本人確認書類とSIMロック解除する端末を持ってスタッフに申し出る
My SoftBank
- My SoftBankにログイン
- メニューの「契約・オプション管理」をタップ
- 「オプション」をタップ
- 「SIMロック解除対象機種の手続き」をタップ
- IMEI番号を入力して「次へ」をタップ
- 「解除手続きする」をタップ
ソフトバンクショップ
本人確認書類とSIMロック解除する端末を持ってスタッフに申し出る
SIMロック解除の際に必要なIMEI番号は、
- iPhone:「設定」→「一般」→「情報」→「IMEI」
- Android:「設定」→「端末管理」→「端末情報」→「端末の状態」→「IMEI情報」
にて確認できますよ。
STEP3:MNP予約番号を取得する
楽天モバイルにMNP転入する際、必要となるのがMNP予約番号です。こちらの番号を使って、現在の電話番号を継続利用できます。
大手3キャリアの場合は、以下の連絡先からMNP予約番号を取得しましょう。
MNP予約番号の取得先
- ドコモ:151(受付9:00〜20:00)
- au:0077-75470(受付9:00〜22:00)
- ソフトバンク:*5533(受付9:00〜20:00)
ドコモはMy docomoからの取得可能
「My docomo各種サービス一覧」→「各種お申込・お手続き一覧」→「ご契約内容確認・変更」→「携帯電話番号ポータビリティ予約」
格安SIMの方は、マイページあるいはカスタマーサポートにてMNP予約番号を取得できます。
なお、MNP予約番号の発行に手数料はかかりません。キャンセル、再取得も可能です(予約番号発行時点では解約扱いとならない)。
STEP4:楽天モバイルに申し込む
MNP予約番号には有効期限が15日ありますが、楽天モバイルでは10日以上の有効期限が残っていないと申し込みできません。
そのため、MNP予約番号を発行できたらすぐに楽天モバイルに申し込みましょう。詳しい手順は以下のとおりです。
プラン内容を確認して「この内容で申し込む」をタップして下さい。端末を購入したい場合は、希望の機種を選びましょう。
このあと楽天会員IDでのログインが求められます(持っていない場合は新規作成)。ログインできたら本人確認書類をアップロードします。
健康保険証は補助書類として公共料金の領収書などが必要です。詳しくは、楽天モバイルで有効な本人確認書類の記事も参考にしてください。
本人確認書類をアップ出来たら「電話番号の選択」画面で「現在の番号を引き継ぐ」をタップ。
取得したMNP情報(電話番号・MNP予約番号・有効期限)を入力して下さい。
楽天IDでログインしているので名前や住所の入力は不要です。
支払い方法(クレジットカード・口座振替)を選択したら、利用規約にチェック。「同意して申し込む」をタップすれば申込み完了です。
STEP5:開通手続きを行う
申し込み完了後、SIMカードが届いたら開通手続き(回線切り替え)を行います。
到着したSIMカードとガイドブック
開通方法は、電話連絡不要でmy 楽天モバイル(アプリでもOK)にてワンタップで手続きが完了します。
MNP開通手続きの手順
- my 楽天モバイルにアクセス
- 「お申し込み履歴」をタップ
- 申込番号を選択
- 「MNP転入する」をタップ
MNP転入のボタン
開通手続き後、15分から1時間くらい待てば回線が切り替わります。
ここまでの流れでMNP転入は完了です。元の携帯会社との契約は自動解約されるため、解約の連絡は入れなくてOKです。
当日中に回線を切り替えるなら21時まで
当日中に開通(回線切り替え)を済ませたい場合は、21時までに手続きしましょう。
MNP完了のタイミング
開通受付 | 完了時間 |
---|---|
9:00~21:00 | 当日中 |
21:00~翌日8:59 | 翌9時以降 |
21時以降は翌日開通となるため注意して下さい。
STEP6:APN設定を行う
最後に、SIMのみ契約の方はAPN設定を行います。
楽天モバイルで動作確認されているAndroidはSIMカードをセットするだけで自動設定される場合あり
まずは、SIMカードを取り出して端末に挿入してください。
SIMカードを端末に挿入
このあと、以下の手順に沿ってAPN設定を行って下さい。
他社(格安SIM含む)のAPN構成プロファイルがインストールされている場合は、削除する必要があります。
削除方法は、「設定」→「一般」→「プロファイルとデバイス管理」をタップ。一覧から削除したいプロファイルを選びましょう。
iPhoneの設定アプリを開いて、「モバイル通信」→「通話のオプション」→「音声通話とデータ」をタップ。選択肢から「LTE、VoLTEオン」を選んで下さい。
設定アプリ内の「モバイル通信」→「モバイルデータ通信ネットワーク」をタップ。
「モバイルデータ通信」と「インターネット共有」の欄に「rakuten.jp」と入力します。
「アクセスポイント名」の場所・表記は機種によって異なります。まずは「モバイルネットワーク設定」の項目を探して下さい。
見つからなければ、「データ通信・機内モード」「無線とネットワーク」などの項目から探してみましょう。
編集画面が表示されたら、以下のAPN情報を入力します。
名前 | 楽天 (rakuten.jp) |
---|---|
APN | rakuten.jp |
MMC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | |
PDPタイプ |
その他の項目は未設定のままで大丈夫です。
楽天アンリミットのAPN設定を図説【iPhone/Android】
2.楽天モバイルのMNP転入に必要な手数料は0円
楽天モバイルにMNP転入する際、手数料は一切かかりません。MNP転出手数料や契約事務手数料などすべて無料です。
手数料0円
- MNP転出手数料(ドコモ・au・ソフトバンク)※
- 契約事務手数料
※2021年4月より無料化
ご覧の通り、初期費用は0円です。以前は必要だった楽天モバイルの契約事務手数料(3000円)も現在は0円です。
3.初月の日割りについては考えなくてOK(1年無料)
楽天モバイルは、1年無料キャンペーンを実施しているため初月料金は0円です。そのため、初月の日割りの有無については考えなくてOKです。
なお、1年無料キャンペーンが終わった後の日割りについては、まだ未発表の状況です。解約時の利用料金については、日割り請求ありとなっています。
4.MNP乗り換えで利用できる機種
楽天モバイルのMNP乗り換えで対応している機種は、
- 楽天モバイル販売の機種
- 楽天モバイルで動作確認されている機種
の2通りです。上記以外は、対応の確認が取れておらず動作保証外となっています。
手持ちの端末でMNP乗り換えする方は、「ご利用製品の対応状況確認」のページにて動作確認されているかチェックしてみましょう。
ページの使い方は、画面の指示通りに端末のメーカーとキャリアを選択していけばOK。
キャリア・端末を選択
「データ通信」「通話」にチェック入っていれば基本動作は問題ありません。
対応状況の詳細
動作確認なしでも近年発売された端末ならほぼ使える
iPhoneシリーズの対応状況ですが、iPhone XS/XR以降で動作確認が取れています。
iPhoneの対応機種
- XS/XR以降:対応
- X以前(7/8含む):非対応
※au・ドコモ・ソフトバンク・SIMフリー共通
iPhone XS/XR以降ならiPhone SE(第2世代)も含み動作確認済みです。iPhone 7や8は残念ながら対応していませんが、PCで特殊なコマンドを入力すれば利用可能です。
楽天モバイル(UN-LIMIT)の対応機種とは?動作確認済みのiPhoneや非対応端末の利用可否など解説
楽天モバイルでiPhone7/iPhone8が正式対応!設定方法まで詳しく解説
5.楽天モバイルにMNP転入するメリット
料金がキャリアで一番安い
楽天モバイル以外の3キャリアは、独自の格安プランをリリースしています。4キャリアを料金比較してみましょう。
料金比較(4キャリア)
月額料金 | ||||
---|---|---|---|---|
楽天モバイル | ahamo | povo | SoftBank on LINE | |
1GB以下 | 0円 | – | – | – |
1~3GB | 980円 | – | – | – |
3~20GB | 1980円 | – | – | – |
20GB | – | 2980円 | 2480円※ | 2980円 |
20GB以上 (無制限) |
2980円 | – | – | – |
※5分かけ放題なし(ahamo・SoftBank on LINEは標準付属)
ご覧の通り、最も安いのが楽天モバイルです。楽天モバイルは、データ消費が20GB以下の小容量で収まったときは1980円以下まで料金が下がります。
また、他の3キャリアが20GBで2480円~2980円に対して、楽天モバイルはデータ無制限で2980円です。大容量を消費したいユーザーにとって、この差は大きいでしょう。
なお、auのpovoは5分かけ放題がオプション扱いなので、ahamoとSoftBank on LINEより500円安くなっています。
契約事務手数料&解約金0円
楽天モバイルは、契約事務手数料や解約金など、あらゆる手数料が無料です。特に、契約事務手数料は3000円かかるのが普通なので嬉しいポイント。
無駄な初期費用はかかりません。その他、SIMカードの交換費用やMNP転出手数料なども0円です。
手数料0円
- 契約事務手数料
- 解約金
- SIM交換手数料
- SIM再発行手数料
- MNP転出手数料
豪華キャンペーンを適用できる
楽天モバイルにMNP転入すると豪華なキャンペーンを適用できます。特に凄いのが、
- 1年無料キャンペーン
- 端末代金のポイント還元
です。1年無料キャンペーンは、契約月から1年間0円で楽天モバイルを利用できます。
端末代金のポイント還元は、実質0円になることも珍しくありません。こちらの機種は2万円に対して24999円分のポイント還元なので、無料どころか収支がプラスになってしまいます。
実質無料の端末
こんな大盤振る舞いな携帯会社は世界中を探しても楽天モバイルだけでしょう。
6.楽天モバイルのMNP転入に関するQ&A
転入タイミングはいつがいい?
結論から言うと、おすすめタイミングはありません。どのタイミングで乗り換えても損得は変わらないからです。
ただし、ドコモ・au・ソフトバンクは解約時の日割りがないため、月初に乗り換えると少し損した気分にはなります。
開通までの時間はどれくらい?
MNP転入を完了するまでの時間はおよそ2~4日です。この期間はSIMカード到着の待ち時間です(eSIMでも専用コードの配送待ちがある)。
およそ2~4日
※SIMカードの配送期間で変わる
SIMカードの配送に数日かかりますが、その間は現在契約中の携帯会社で通話・ネットが利用可能。空白期間はありません。
なお、開通手続きしたあとの回線切り替えを待つ時間は、1時間かからない場合がほとんどです。
店舗でMNP転入できる?
楽天モバイルはオンラインだけでなく店舗でもMNP転入できます。楽天モバイルショップまたはビックカメラやヨドバシカメラなど家電量販店で手続き可能です。
最寄りの店舗は、楽天公式のショップ検索ページから探せます。本人確認書類を持参して来店しましょう。
未成年者はどのみちオンライン申し込みできないため、保護者同伴のうえ店舗契約してください。
7.まとめ
楽天モバイル(楽天アンリミット)にMNP転入するには、MNP予約番号を取得してから申し込みます。手持ちの端末を使うならSIMロック解除が必要です。
開通手続きはmy楽天モバイルから簡単に行えますよ。
MNP転入で必要な費用はありません。1年無料キャンペーンを実施中なので、初月の日割りや契約タイミングについても考えなくて大丈夫ですよ。
楽天モバイル(UN-LIMIT)
- iPhone12/13が全キャリアで最安値
- iPhone購入は最大25000円還元
- 1GB以下なら0円
- データ無制限でも3278円
- ポイント還元で端末代が実質0円
- 契約事務手数料&解約金0円
- 24時間誰にかけても通話料0円
- テザリングで実質ポケットWi-Fi
月額料金 | 解約金 | 支払い方法 |
---|---|---|
0円~3278円 | 0円 | クレジットカード 口座振替 デビットカード |