この記事のポイント
- 月3GBのデータ容量は、LINE・SNS・メールが中心のライトユーザーにピッタリ
- 最安値は月792円のnuroモバイルで、少し上乗せしていいなら990円でキャリア品質のLINEMOなどが使える
「格安SIMの3GBプランに契約したいけど、どこがおすすめなの・・?」
格安SIMの料金で、とくに人気が高いのが3GBプランです。SNSやLINEが中心のライトユーザーにとっては、最もちょうどいいデータ容量となっています。
格安SIMなら、月1000円程度までスマホ代を落とせるのも大きな魅力です。
そんな格安SIMの3GBプランですが、どうやって選べばいいのかイマイチ分かりませんよね。各社で特徴が異なるので、何となく決めてしまうのは勿体ないです。
そこで今回は、3GBプランが使える格安SIMを徹底比較してみました。それぞれおすすめポイントを挙げているので、ぜひご参考に。
本記事では、楽天モバイルとキャリアの格安プラン(ahamo・povo・LINEMO)も実質格安SIMと言えるため比較対象として考慮しています
1.月3GBってどのくらい使えるの?
そもそも3GBのデータ容量だと、毎月どれくらいスマホが使えるのでしょうか。以下、ざっくりとした目安ですが、3GBでできることをまとめてみました。
3GBでできること
用途 | 1ヶ月あたり | 1日あたり |
---|---|---|
メール | 60万通 | 2万通 |
LINE | 150万通 | 5万通 |
LINE通話 | 166時間30分 | 5時間33分 |
LINE ビデオ通話 |
9時間45分 | 19分30秒 |
YouTube 低画質 |
16時間30分 | 33分 |
YouTube 高画質 |
4時間30分 | 9分 |
Yahoo! トップページ |
12,000回表示 | 400回表示 |
6000回表示 | 200回表示 | |
6000回表示 | 200回表示 | |
Googleマップ | 3990回表示 | 133回表示 |
音楽DL | 750曲 | 25曲 |
アプリDL | 75回 | 2.5回 |
3GBと聞くと少なく感じますが、この表を見ると意外と色々なことができることが分かります。
メールやLINE(ビデオ通話除く)、SNS、Googleマップくらいであれば、ほとんど回数を気にせず使用OK。
電話の代わりに連絡はすべてLINE通話。そんな方でも十分過ぎる通信量です。
一方、LINEのビデオ通話やYouTubeなど動画コンテンツ、ゲームアプリのダウンロードは大容量のデータ消費を必要とするため、3GBプランでは物足りません。
毎日、通勤時間や昼休みに動画を見る人だと3GBでは足りない恐れがあります。
全スマホユーザーの半数は3GBで事足りている
実は、スマホユーザーの半数は毎月のデータ消費量が2GB以下に収まっています。
データ参照元:総務省
総務省が調べた数字なので正確です。近年のプランはデータ容量の大容量化が進んでいますが、実態としてはほとんどの方が小容量で収まっているんですね。
3GBプランだと、自分だけデータが少なすぎるんじゃ・・と恥ずかしがる必要はありません。むしろ、多数派です。
2.【3GB向け】格安SIMの選び方
まずは安さを重視する
せっかく小容量の3GBプランを利用するなら、やっぱり安さは重視したいところ。価格には徹底的にこだわりましょう。
先に結論を言うと、月792円(3GB)のnuroモバイルが最安です。少し上乗せの990円を支払えるなら、LINEMOなどキャリア品質の3GBプランを利用できます。
無料・半額通話アプリの有無を確認する
データを小容量にして安くしても通話料が高く付くと意味がありません。通話料は、キャリア・格安SIMに関係なくどの携帯会社も30秒あたり22円です。
ポイントとしては、無料または半額通話アプリを利用できるか確認しましょう。多くの格安SIMでは、通話料を安くできる半額通話アプリサービスが提供されています。
低速/高速切り替えができるか確認する
こちらは必須ではありませんが、できれば対応しておきたい機能です。その理由は、高速/低速通信の切り替えができれば、データ消費を節約できるから。
低速通信だと200kbps程度に落ちてしまいますが、LINEやテキスト中心のWEBサイト閲覧が可能です。データを節約したい、ここぞというときに使えます。
3.おすすめはどこ?格安SIMの3GBプランを比較
3GBは人気プランのため、多くの格安SIMで取り扱っています。中でもおすすめの格安SIMは以下の通りです。
おすすめ格安SIM
3GB料金/月 | 無料/半額通話アプリ | 高速/低速切り替え | |
---|---|---|---|
楽天モバイル ※超おすすめ |
1078円 | 無料 | 不要 |
LINEMO ※おすすめ |
990円 | – | – |
nuroモバイル ※最安 |
792円 | 半額 | – |
povo | 990円 | – | – |
UQモバイル | 1628円 | – | あり |
OCNモバイルONE |
990円 | 半額 | あり |
BIGLOBEモバイル | 1320円 | 半額 | あり |
おすすめしない格安SIM(3GBプラン) → QTモバイル・エキサイトモバイル・LinksMate・DTI SIM
楽天モバイル ※通話料0円
月3GB以内に収まるユーザーにとって、楽天モバイルは最高の選択肢となります。その理由は、3GB料金の安さに加えて通話料も節約できるから。
楽天モバイルでは、Rakuten Linkを使うことにより国内通話がどこにかけても0円に。自分の電話番号が利用可能で、相手はアプリを立ち上げていなくてOKです。
また、月1GBに収まった月はなんとデータ通信費が0円に。あまりデータを使わなかった月でも損しません。
キャンペーン扱いではなく、常に初期費用と解約金がかからないのも嬉しいメリット。通信速度も自社回線(楽天回線)によるキャリア品質なので満足できますよ。
料金プラン
データ容量 | 月額料金 (Rakuten UN-LIMIT VI) |
---|---|
1GBまで | 0円 |
3GBまで | 1078円 |
20GBまで | 2178円 |
20GB以上 (無制限) |
3278円 |
楽天モバイルの料金は、従量制で支払い額が自動調整される
LINEMO ※人気
ソフトバンク回線をそのまま利用するLINEMOは、キャリア品質の通信速度です。そんなLINEMOでは、20GBの他に3GB(ミニプラン)を利用できます。
現状、全携帯会社の3GBプランで最も人気があると予想されるLINEMO。月990円の安さは格安SIMと変わらず。
それでいて、通信品質がキャリアと同じなので、まさに格安SIM潰しのプランと言えるでしょう。
また、LINEMOではLINEアプリのデータ消費がありません(通話も含む)。そのため、実際は3GBプランでも3GB以上のデータ消費が可能です。
料金プラン
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
3GB | 990円 |
20GB | 2728円 |
nuroモバイル ※最安
多少速度は犠牲にしてもいいから、とにかく最安の3GBプランを申し込みたいならnuroモバイルです。nuroモバイルの3GBプランは、すべての格安SIMの中で最安の月792円。
ワイモバイルなど、お高めの格安SIMと比べると同じ3GBでも1/3の料金になってしまいます。
また、nuroモバイルでは、初月料金が0円(通話料除く)となる特典もあり。月初に申し込めば、丸々1か月分がタダとなってしまう大盤振る舞いです。
その他、通話料を半額にできるnuroモバイルでんわの利用が可能。お昼の速度低下(といっても3Mbps程度)に我慢できるなら、最安のnuroモバイルは十分に検討すべき格安SIMです。
料金プラン
データ容量 | 月額料金 | |
---|---|---|
音声通話SIM | データSIM | |
0.2GB | – | 330円 |
3GB | 792円 | 627円 |
5GB | 990円 | 825円 |
8GB | 1,485円 | 1,320円 |
データ使い放題 | – | 3828円 |
povo
povo(ポヴォ)はauが提供する格安プランです。基本料金は0円で、そこからトッピングでプラン(データ容量)を追加していきます。
3GBプランはLINEMOと同じ990円。キャリア品質でこの安さは反則技ですね。
また、着目したいのは大容量20GBの料金。30日で2700円なのですが、90日以上のまとめ買いならひと月あたりの20GB料金が2163円に。
「普段は3GBしか使わないけど、たまに大容量を利用したいときがある」といった方は、面倒なプラン変更の手続きなしで柔軟にデータ増量できます。
330円追加で24時間のデータ使い放題も利用可能。状況に応じて、ピンポイントでデータ無制限を使いたい日があるときに便利です。
料金プラン
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
データ使い放題(24時間) | 330円 |
1GB(7日) | 390円 |
3GB(30日) | 990円 |
20GB(30日) |
2700円 |
60GB(90日) | 6490円 |
150GB(180日) | 12980円 |
UQモバイル
auのサブブランドであるUQモバイルは、やや料金が高くなるもののサービス品質重視の方におすすめです。まず、速度は格安SIMながら本家auとそん色ない品質。
また、専門ショップが充実しており、povoでは利用できない店舗サービスの利用も可能です。口座振替払いに対応しているのでクレジットカードを持っていない方にもおすすめ。
ネックとなるのは月額料金ですが、自宅セット割(auでんきまたはau系のネット回線を併用)を適用できれば、3GBプランの価格が月々990円に。
さらに今なら、SIMのみ契約に限り1万円キャッシュバックを受け取れます。
料金プラン
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
3GB | 1628円 |
15GB | 2728円 |
25GB | 3828円 |
OCNモバイルONE
OCNモバイルONEは3GB 990円の安さに加えて、端末代金がありえない安さとなっています。頻繁に1円セールを実施しており、実質タダで端末をGetできてしまうことも。
また、以前は弱点だった通信速度も大幅に向上。安かろう悪かろうではない、総合満足度の高い格安SIMです。
ドコモ系の格安SIMなので、ドコモ端末の方はSIMロック解除なしでそのまま乗り換えOK。NTTのおひざ元といった安心感もありますね。
その他、Amazon Music、Google Play Music、LINE MUSICなど有名音楽アプリはデータ消費しない特典(MUSICカウントフリー)も付いています。
料金プラン
データ容量 | 月額料金 |
|
---|---|---|
データSIM | 音声通話SIM | |
1GB | – | 770円 |
3GB | 858円 | 990円 |
6GB | 1188円 | 1320円 |
10GB | 1628円 | 1760円 |
BIGLOBEモバイル
格安SIMで唯一、Youtubeなど動画見放題サービス「エンタメフリーオプション」を利用できるBIGLOBEモバイル。
3GBしかないから・・と諦めていた動画視聴も、月額308円のオプション料金を追加すれば好きなだけ見放題に。
動画アプリに加えてApple MusicやGoogle Play Musicなど音楽アプリのカウントフリーも含まれます。
3GBプラン+エンタメフリーオプションの月額料金は1600円程度なので、十分すぎるコスパです。その他、6歳以上なら小さな子供でも自分名義で契約できるのもメリットです。
料金プラン
月額料金 | ||
---|---|---|
データSIM | 音声通話SIM | |
1GB | – | 1078円 |
3GB | 990円 | 1320円 |
6GB | 1595円 | 1870円 |
12GB | 2970円 | 3740円 |
20GB | 4950円 | 5720円 |
30GB | 7425円 | 8195円 |
4.まとめ
月3GBと聞くと少なく感じるかもしれませんが、SNS・LINE・メールなどであれば、ほとんど気にすることなく使えます。
月額料金がとっても安いので、ゲームや動画視聴をあまりしない人であれば3GBプランで十分でしょう。
同じ3GBプランでも各社でサービス内容が異なるので、しっかり比較したうえで契約先を見極めてくださいね。もし迷うなら、通話料を無料化できる楽天モバイルがおすすめですよ。
【2021年】スマホ代を劇的に下げるなら?
安さ重視→楽天モバイル
1GB以内なら0円、20GBでも全携帯会社で最安の2178円に。さらにRakuten Linkで通話料はどこにかけても無料です。
今なら誰でも5000ポイント還元&3ヵ月無料キャンペーン中。ポイント還元で実質0円の端末もあり。iPhoneは最安値で購入できます。
月額料金 | 初期費用・解約金 | iPhone販売 |
---|---|---|
0円~ | 0円 | あり |
品質重視→LINEMO
ソフトバンク回線をそのまま利用するLINEMOは通信品質が良好です。料金は、3GB 990円と20GB 2728円の2種類のみ。
LINEアプリはデータ消費なしで使い放題。キャリア品質なのに格安SIMより割安です。通話重視なら、無制限かけ放題を利用できます。
月額料金 | 初期費用・解約金 | iPhone販売 |
---|---|---|
990円~ | 0円 | なし |