この記事のポイント
- 電話番号を維持するなら事前にMNP予約番号を取得してから申し込む
- UQモバイルでau端末を使う場合、SIMロック解除は基本不要
- auからの乗り換えに必要な費用(解約金、MNP転出手数料、契約事務手数料)は全部0円
「auからUQモバイルに乗り換えるにはどうすればいいの・・?」
auからUQモバイルに乗り換えようと決意したのはいいものの、実際に契約するとなるとどうすればいいのか分かりませんよね。
SIMロック解除の有無やMNP予約番号の発行、開通手続きなど初心者には難しいことだらけです。
しかしご安心を。一つずつ手順を追っていけば、誰でも簡単に乗り換えられます。
auとUQモバイルは同じKDDIグループなので、乗り換えに必要な手数料(解約金、MNP転出手数料、契約事務手数料)は0円。さらに、au IDも引き継げますよ。
この記事では、auからUQモバイルに乗り換える手順を徹底解説。乗り換え時の注意点やデータ移行についても説明していきます。
UQモバイル
月額料金 | 解約金 | 支払い方法 |
---|---|---|
1480円〜 | 0円 | クレジットカード 口座振替 |
1.【MNP対応】auからUQモバイルに乗り換える手順
auからUQモバイルには、以下の流れで乗り換えます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
[note title=”TOPIC”]オンライン手続きでも2~3日で乗り換えられる(不通期間なし)[/note]STEP1:auからMNP予約番号を取得
UQモバイルで新しい電話番号を取得したい場合は、この手順を飛ばして下さい
MNP乗り換え(現在の電話番号をUQモバイルに引き継ぎ)する場合は、auからMNP予約番号を取得します。
オペレーターから引き止められた場合は、強い意志で断りましょう。オンラインから取得することはできません。
なお、MNP予約番号の発行に手数料はかかりません。予約番号発行時点では解約扱いとならず、キャンセルや再取得も可能です。
[safe title=”POINT”]UQモバイルではMNP予約番号の有効期限を13日以上残しておく必要があるため、取得後2日以内にUQモバイルへ申し込みもう[/safe]STEP2:UQモバイルに申し込む
UQモバイルの申し込みはおよそ10分で完了します。店舗で契約もできますが、キャンペーンを適用できるオンライン手続きがお得ですよ。
初月料金は日割りなので、いつ申し込んでも損はありません。
申し込みの流れ
- UQモバイルの公式サイトにアクセス
- 端末セット・SIMのみ契約を選ぶ
- 契約方法で「のりかえ(MNP)」を選ぶ
- 料金プラン・オプションを選ぶ
- MNP情報を入力する
- 契約者情報を入力
- 支払い方法を選択
- 最終確認をして申し込み
- 本人確認書類をアップロードする
画面の手順通り進めていけば迷うことはありませんよ。以下、申し込み時の重要ポイントを説明しますね。
申込ポイント①au端末を利用するならSIMのみ契約を選ぶ
au端末あるいは別途用意したSIMフリースマホをUQモバイルで利用する場合は、SIMのみ契約を選んで下さい。
申込ポイント②取得したMNP予約番号を確実に入力する
MNP情報の入力
MNP乗り換えの方は、契約方法の選択で「のりかえ(MNP)」を選びましょう。その後、MNP情報欄が表示されるので、取得したMNP予約番号や予約番号の有効期限を入力します。
入力情報が一桁でも間違っていたら申し込めないので注意して下さいね。
申込ポイント③支払い方法はクレジットカードか口座振替を選ぶ
支払い方法は、クレジットカードか口座振替を選べます。デビットカードは選べません。
ゆうちょ銀行の方は、「自動振込(郵便局)」を選択してください。
口座振替を希望する場合は、申し込み後に口座振替依頼書が郵送されるので必要事項を記入して返送してください(UQモバイル側で受理されるまでは請求書払い)。
【クレジットカードなしOK】UQモバイルの支払い方法とは?家族の支払いもまとめられる
申込ポイント④本人確認書類のアップロードを忘れずに
申し込みが完了したらUQモバイルからメールが届きます。メール内に、本人確認書類アップロードURLが記載されいているのでタップしましょう。
アップロードページに移動したら、本人確認書類をアップします。写真はスマホで撮ったもので構いません。
有効な本人確認書類
- 運転免許証
- パスポート
- 住基カード
- 健康保険証
- 在留カード
- マイナンバーカード
- 障害者手帳
- 特別永住者証明書
STEP3:開通手続きを行う
MNP乗り換えでない方は不要(自動開通)
注文したSIMカードや端末は2~3日で到着します。
SIMカードを受け取ったら、最後に開通手続き(回線切り替え)を行いましょう。
開通手続きの手順
- my UQ mobileにログイン
- 「お申込み状況一覧」をタップ
- 「回線切替」をタップ
以上で開通手続きは完了です。回線が切り替わるまで、15分から最大2時間程度の時間を要します。
午後8時半を超えると翌日開通となるため注意して下さい。なお、手動で開通手続きを行わなかった場合は、7日で自動的に回線が切り替わります。
回線切り替えのタイミング
- 20:30までに申し込み → 当日中に開通
- 20:30以降に申し込み → 翌日午前中に開通
auとの契約は、回線が切り替わった時点で自動解約されます(連絡の必要はなし)。
STEP4:APN設定を行う(SIMのみ契約)
端末セットで契約した方は不要
SIMのみ契約した方は、最後にAPN設定を行います。APN設定とはUQモバイルの回線でネットを繋ぐために必要な初期設定のことです。
iPhoneはAPN構成プロファイルをインストール、AndroidはAPN情報を端末の設定アプリから手動入力します。詳しい手順は以下をご確認ください。
APN構成プロファイルをダウンロードするためにネット環境が必要です。Wi-Fiでネット接続を行いましょう。
ダウンロードするブラウザは必ずSafariを使いましょう。他のブラウザだと正しくダウンロードできない可能性があります。
APN構成プロファイルのダウンロードURをタップすると「このWebサイトは設定を開いて構成プロファイルを表示しようとしています」と表示されるので「許可」をタップして下さい。
ここからインストール画面が立ち上がります。
パスコードはiPhoneのロック解除ナンバーです。
注意書きが表示されますが気にしなくて大丈夫です。
最後にインストール完了画面が表示されます。以上で、UQモバイルのAPN設定は終了です。
正しくAPN構成プロファイルがインストールできたか心配な場合は、「設定」→「一般」→「プロファイル」から確認できます。
他社のAPN構成プロファイルが残っている場合は、削除しておきましょう。
設定アプリ(歯車マーク)から「モバイルネットワーク」をタップしましょう。
※モバイルネットワークの場所・表記は機種によって異なる場合あり
アクセスポイントの編集画面に入り、以下のAPN情報を入力します。
(1)名前 | 任意の名前 |
---|---|
(2)APN | uqmobile.jp |
(3)ユーザー名 | uq@uqmobile.jp |
(4)パスワード | uq |
(5)認証タイプ | PAPまたはCHAP |
ドットやハイフンに気をつけて確実に入力していきましょう。その他の設定項目は空欄か未設定の状態で大丈夫です。
以上でAPN設定は完了です。前のページに戻るとAPN一覧が表示されます。設定したUQモバイルのAPNが選択されていることを確認しましょう。
【iPhone/Android】UQモバイルのAPN設定(初期設定)を分かりやすく解説
2.ほとんどのau端末はSIMロック解除なしで使える
UQモバイルはauと同じ回線を使うため、ほとんどのau端末をそのまま使い回しできます(SIMカード入れ替えだけでOK)。
ただし、au端末でも一部はSIMロック解除が必要なので注意しましょう。iPhoneは8以降でSIMロック解除不要ですが、7以前では必要です。
どのau端末がSIMロック解除すべきなのかは、UQモバイル公式の動作確認端末一覧ページにてチェックできますよ。
SIMロック解除が必要だった端末は、以下の手順で解除手続きを行って下さい。
方法①My au(スマホ、パソコン)
- SIMロック解除の手続きページにアクセス
- 「SIMロック解除のお手続き(My au)」をタップ
- My auにログイン
- SIMロック解除可否を確認してチェック
- 「次へ」をタップ
- 「この内容で申し込む」をタップ
方法②auショップ
本人確認書類とSIMロック解除する端末を持ってスタッフに申し出る
My auで手続きすれば手数料は無料、auショップは3000円の手数料がかかる
au端末のSIMロック解除は、UQモバイル申し込み後あるいはau解約後でも手続きできるので焦らなくて大丈夫ですよ。
3.【料金比較あり】auからUQモバイルに乗り換えるメリットとは?
乗り換え費用がかからない
auからUQモバイルに乗り換える最大のメリットは、乗り換え費用がかからないこと。同じKDDIグループゆえに厚遇されています。
乗り換え費用なし
- auの解約金(最大9500円) → 0円
- MNP転出手数料(3000円) → 0円
- UQモバイルの契約事務手数料(3000円) → 0円
au以外からの乗り換えではあり得ない特典です。最大15500円が0円になるのは嬉しいですね。
解約金は2年縛りのプランでも無料化されますよ。解約金が発生しない方も乗り換え費用に最低6000円はかかっていたので、これが0円になるのは大きいです。
小容量ならau・povoより安くなる
UQモバイルに乗り換えると、auはもちろん格安プランのpovo(ポヴォ)より安くなります。
料金比較
UQモバイル | au※ | povo | |
---|---|---|---|
月額料金 | 1628円 | 7238円 | 2728円 |
データ容量 | 3GB | 無制限※ | 20GB |
※テザリングは30GBまで
毎月のデータ容量が3GBくらいならUQモバイルで十分。スマホ代が2000円を切りますよ。
スマホユーザーの半数以上はUQモバイルで十分
月3GBならUQモバイルの方がお得・・と言われても微妙に感じますよね。しかしご安心を。
実は、スマホユーザーの半数以上は毎月のデータ消費量が5GB以下です。
データ参照元:総務省
月3GBは少なく感じますが、ほとんどの方は問題なし。Wi-Fiを併用できる場合も、スマホでデータを消費しないのでUQモバイルに乗り換えてしまいましょう。
大容量を使いたいなら無理に乗り換えなくてOK
大容量を使いたい場合は、無理にUQモバイルに乗り換えてもOKです。UQモバイルは3GBの次が15GBプランとなっており、料金は2728円です。
povo(20GB)の料金と変わらないため、乗り換える意味はなし。povoを選んだ方がお得です。
また、UQモバイルは25GBが最大なので、それ以上使いたいとなるとau本家の方が有利です。
あくまで、auからUQモバイルに乗り換えて得をするのは、ライトユーザーであると覚えておきましょう。
au IDを引き継げる
UQモバイルではau IDの引き継ぎが可能です。引き継ぎ方法は、UQモバイルの契約途中にて、「auIDを引き継ぐ」を選択するだけ。
au IDのメニューからでも手続きできますが、UQモバイル契約時に引き継いだ方が簡単です。
au IDを引き継ぐことで、
- au PAY
- auかんたん決済
- auスマートパスプレミアム(au特典以外)
をUQモバイルでも利用できます。以前は、au IDの引き継ぎが不可だったので、とっても便利になりました。
au WALLETポイントも失効しない
au IDを引き継げるため、auで貯めたWALLETポイントも失効しません。auを解約してもポイントは維持されるため、焦って消費しなくて大丈夫ですよ。
ポイント消費はできるが、UQモバイルでau WALLTポイントの付与はない
au Wi-Fiスポットが条件付きで無料利用OK
auユーザーなら無料で使える、au Wi-Fiスポット。こちらUQモバイルに乗り換えても、条件を満たせば継続して無料利用が可能です。
UQモバイルでau Wi-Fiを無料で使う条件
→au PAYを利用する
UQモバイルでau Wi-Fiスポットを使う条件はたった一つ、au PAYを利用することです。厳密には、決済の必要はなく利用設定を行うだけで構いません。
au PAYの設定が終わったら、au Wi-Fiアクセスアプリ(ios/Android)をインストールしてau IDでログインすればOKです。
UQモバイルでau Wi-Fiを使う流れ
体感速度が変わらない
auは非常に通信速度が速く、時間帯によっては100Mbpsを超えることもあります。対してUQモバイルは最大でも50Mbpsほど。
さすがにauには敵いませんが、体感速度はほとんど同じです。
UQモバイルは格安SIMの中でも最も優秀な速度です。動画も止まりませんしネットサーフィンもサクサク。
体感上では、auから乗り換えたことが分からないくらい快適ですよ。
一部のauショップを利用できる
今まで、UQモバイルはauのサブブランドながらauショップの利用ができませんでした。
UQモバイルの店舗サポートはUQスポット(新規契約のみ家電量販店)に来店する必要がありましたが、2021年3月より一部auショップでのサポートが開始。
執筆時点ではまだまだ少ないのですが、今後UQモバイルを取り扱うauショップが増えていくことでしょう。
4.auからUQモバイルに乗り換える際の注意点
auのメールアドレスが無くなる
auを解約すると、いままで使っていたauメールは消滅します。そのため、Gmailなどのフリーメールに移行しておきましょう。
UQモバイルでもメールアドレスを取得できますが、月200円の有料オプションなのでフリーメールの方がおすすめです。
どうしてもauメールを残したい場合はauの契約を最低限残して維持するしかない(維持費は月1000円くらいかかる)
auスマートバリューが無くなる
auひかりをはじめ、対象の光回線サービスとスマホセット割を適用できるauスマートバリュー。
残念ながら、UQモバイルはauスマートバリューの適用はありません。光回線の価格が上がる可能性があるため、十分注意しましょう。
[safe title=”POINT”]auスマートバリューは最大1000円の割引なので、適用が無くなってもUQモバイルに乗り換えた方が通信費全体では得になる可能性大[/safe]5.新端末へのデータ移行はどうすればいい?
UQモバイルで新たに端末を購入する方は、データ移行を自分で行います。手順は簡単なので安心してくださいね。
iPhoneからiPhone
iPhone同士のデータ移行はクイックスタートが便利です。クイックスタートとは、端末をかざすだけでiOS間のデータを移行させるサービスのことです。
Androidにはない便利機能なので、ぜひ活用してみましょう。詳しい使い方は以下の通りです。
新iPhoneは初回起動でなければクイックスタートを使えません。初回起動でない場合は、いったん初期化してください。
新iPhoneの言語選択に入ると旧iPhoneに「新しいiPhoneを設定」と表示されるので「続ける」をタップしましょう。
旧iPhoneでカメラが立ち上がるので新iPhoneにかざします。円形のアニメーションをファインダーの中央に収めてください。
新iPhoneに旧iPhoneのパスコードを入力します。
Apple PayやFace IDなど、その他の設定が表示されるので入力していきましょう。スキップしてあとから設定することも可能です。
すべての設定が終わったら、データ転送が始まります。
以上でデータ移行は完了です。
AndroidからAndroid・iPhoneからAndroid
データ移行先がAndroidなら、Googleドライブを使ったデータ移行がおすすめです。Android同士はもちろん、iPhoneからAndroidの移行にも使えます。
詳しいデータ移行の手順は以下の通りです。
端末の設定アプリを開いて「システムと更新」→「バックアップと復元」をタップ。「Googleにバックアップ」をONにしてください。
新端末でGoogleドライブアプリをインストールして、作成したアカウントでログインしましょう。
すると、バックアップしたファイルが表示されるので、必要なファイルをダウンロードしてください。
AndroidからiPhone
AndroidからiPhoneにデータ移行するときは、アップル公式アプリ「iOSに移行」が便利です。詳しい使い方は以下の通りです。
iPhoneの初期起動にて「Appとデータ」が表示されるので「Androidからデータを移行」をタップします。その後、10桁か6桁のコードが発行されるので、そちらをメモします。
Android側で「iOSに移行」を立ち上げて、取得したコードを入力します。
どのデータを移行するか、Android側で選択しましょう。
6.まとめ
auからUQモバイルに乗り換えるには、いくつかの手順が必要です。電話番号を維持したい方はMNP予約番号を取得してから、UQモバイルに申し込みましょう。
乗り換えに要する時間は2~3日程度。申し込み自体は10~15分くらいで終わりますよ。
auとUQモバイルは、同じKDDIグループということもあり、非常に乗り換えのハードルが低いです。au IDも引き継げますし、乗り換え費用もかかりませんよ。
【2021年】スマホ代を劇的に下げるなら?
安さ重視→楽天モバイル
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月額料金 | 初期費用・解約金 | iPhone販売 |
---|---|---|
0円~ | 0円 | あり |
品質重視→LINEMO
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LINEアプリはデータ消費なしで使い放題。キャリア品質なのに格安SIMより割安です。通話重視なら、無制限かけ放題を利用できます。
月額料金 | 初期費用・解約金 | iPhone販売 |
---|---|---|
990円~ | 0円 | なし |